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2月6日に東洋水産が公開したカップ麺『赤いきつね』ウェブCMの女性キャラクターの表現が、“性的では?”とネット上で賛否になっている。
「このデザインで全てがよくわかりました」
公開からしばらくはそこまで注目されていなかったものの、2月17日朝にネットメディア『LASISA』が「カップ麺【赤いきつね】アニメCMが “性的表現”? SNSで炎上、「エロ要素なくない?」反論も… あなたはどう思う?」という記事を配信したことで、SNSで議論が繰り広げられる結果に。
「同日夜『ENCOUNT』が“『赤いきつね』アニメCMは性的? ネットで物議も「何が問題なんだろう」の声多数 専門家はミスリードの可能性を指摘”という記事を配信したことで、現在は“性的ではない派”の声が多く上がっている状態です」(スポーツ紙記者)
一方で同商品のウェブCMが話題になったことで、すでに終了しているキャンペーンの景品を問題視する声も多く上がっている。
「アニメCM公開を記念して、担当声優の市ノ瀬加那さんと畠中祐さんのサイン入りオリジナルパーカーが当たるキャンペーンを行っていたのですが、報道でアニメCMを知った人たちから、パーカーのデザインが“性的”だという声が相次いでいるんです」(同・スポーツ紙記者)
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CMのひとコマを切り取ったイラストをプリントしたパーカーだが、『緑のたぬき』バージョンは男性キャラがスープを飲み干している全体像のイラストなのに対し、『赤いきつね』は女性キャラの口元だけのイラストとなっている。
キャンペーン告知投稿は2月20日段階で180.6万回を表示、1.3万リポストされている。引用されたリポストを見るとキャンペーン終了後に引用されたものも多く、
《CMキモイなと思って見ていたけどこっちのがもっとキモかった》
《緑パーカーと比較したらこのデザイン(赤)は流石に迂闊過ぎん??笑 パッケージまともに映ってないじゃん 緑と似たようなカットあったのに》
《このデザインで全てがよくわかりましたね…》
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と、制作サイドは性的なものを彷彿とさせる演出を狙っていたのでは? という声も多く寄せられている。
漫画雑誌編集者は「全方向を軽視しているように感じた」と苦笑する。
「報道前はあまり注目されていなかったため、炎上に関してはメディアの報道がきっかけで起きたという印象です。しかし報道で同CMを知った女性からは、“不快に感じた”という声は多く上がっているのも事実。
男性は擁護している人が多いですが、“男性のアニメファンはこういう演出が好きなんでしょう?”と、ステレオタイプのアニメファンを想定して作った安易さを感じます。女性と男性、どちらにも失礼な作品だなと思いました」
今なおSNS上で議論が続いている同CM。“炎上狙い”が目的であれば成功といったところだが、長年愛されているブランドイメージに傷が付かなければいいが……。
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