米ベインに優先交渉権=ヨーカ堂売却で、セブン&アイ

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2025年02月22日 17:01  時事通信社

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時事通信社

セブン&アイ・ホールディングス(左)と傘下のスーパー、イトーヨーカドーの看板
 セブン&アイ・ホールディングスが、傘下のスーパー、イトーヨーカ堂などを束ねる中間持ち株会社ヨーク・ホールディングス(HD)の株式売却について、米投資ファンドのベインキャピタルに優先交渉権を与える方針を決めたことが22日、分かった。ベインはヨークHDの企業価値に関して、7000億円以上を提示したとみられる。セブン&アイは今後、出資比率などについてベインと詰めの協議に入る。

 ヨークHDの売却先を巡っては、ベインと米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、日本産業パートナーズ(JIP)の国内外のファンド3社が1次入札を通過。セブン&アイは22日までに臨時取締役会を開き、提示されたヨークHDの企業価値や成長戦略などを踏まえ、ベインに優先交渉権を付与することを決めた。

 ベインは、ヨーカ堂などの集客力を高めるため、店舗の改装実績のある不動産大手ヒューリックなどと連携を模索する可能性もある。

 ヨークHDは昨年10月に設立され、ヨーカ堂のほか、雑貨店ロフトやベビー用品店の赤ちゃん本舗、ファミリーレストラン「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズなど31社を統括する。セブン&アイは保有するヨークHD株の過半を売却して、2026年2月までに持ち分法適用会社化し、コンビニ事業に経営資源を集中する方針だ。 

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  • ベイン「ついでにセブン&アイHDを1USDを買おう。KKRは5セントなら検討しようと言ってたからウチに売却した方が有利だぞ」
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