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<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇23日◇ソウル・木洞アイスリンク◇女子フリー
【ソウル=藤塚大輔】昨年度覇者の千葉百音(19=木下アカデミー)が、日本女子2人目の2連覇を逃した。
ショートプログラム(SP)2位からフリーで2・82点差の逆転を狙ったが、ジャンプで2度転倒。123・88点の合計195・08点で6位に沈んだ。昨晩から体調を崩しており「しんどかった」。それでも「『出るからには死ぬ気で頑張ってきて』って言われたんで、自分もその覚悟で最後まで滑りきることができた」と振り返った。19、20年を制した紀平梨花以来の連覇は逃したが、3月の世界選手権(24〜30日、米ボストン)での頂点を目指す。
「体調によるアクシデントがあって、本来の実力が発揮できないっていうのが本当に悔しいので、自分の練習ちゃんと積んできたことを信じて、そのまま出せる環境、体調とか状況を保つってことがいかに大事なのかっていうの思い知らされましたし、これからも体調管理を十分にしていきたい」。ベストコンディションで大舞台に立ち続けることへの難しさを痛感した。
この反省は、2年連続の出場となる世界選手権で生かす。昨年は「自分で自覚しないうちに緊張して、気づいたら終わっていた」と7位とどまっており、今大会にかける思いは強い。さらに26年ミラノ・コルティナ五輪の出場枠を懸けた戦いでもある。最大3枠を確保するためには、上位2人の合計順位が13位以内となる必要があり「確保できるように全力を尽くしたい」と意気込んだ。
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