今年からGI前哨戦の実施時期が繰り上げ 昨年より1週早くクラシックトライアル開幕

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2025年02月25日 11:45  netkeiba

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昨年のチューリップ賞(c)netkeiba
 今年からGIの前哨戦の時期が見直され、概ね1週早まった。今週のチューリップ賞(3歳牝・GII・芝1600m)も例外ではない。これまでは春の阪神2週目に組まれていたが、1週前倒しで開幕週の施行となり、桜花賞との間隔が中4週から中5週に広がった。前日に行われるオーシャンSも同じく前倒しされているため、例年との違いに気づきにくいが、長らく春の中山開幕週を飾ってきた中山記念と同日開催と聞けばわかりやすいだろう。

 他のトライアルの本番との間隔も一部紹介しよう。フィリーズレビューやスプリングS、青葉賞は中3週→中4週。秋に目を向けると、ローズSと神戸新聞杯は中3週→中4週、紫苑Sとセントライト記念は中4週→中5週に。そのほか古馬GIの前哨戦のオールカマーや毎日王冠、富士Sなども同様に繰り上げられている。

 JRAからこの発表があった際の説明には「有力馬がより出走しやすい環境を整える」とあった。実際にここ数年、有力馬ほど休み明けでGIに参戦するケースが増えた。桜花賞に関してもリバティアイランドやステレンボッシュが年明け初戦で制している。これについての意見は様々だろうが、トライアルが盛り上がりに欠けているのは確かだ。

 このトライアル前倒しの効果はすぐには分からないが、何年か後になって「2025年が転換点だった」となる可能性は大いにある。何はともあれ、こうした今年からの変更点を頭に入れつつ、いよいよ開幕するトライアルレースに注目していきたい。

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