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米NASAは2月24日(現地時間)、2032年に地球に衝突する可能性のあると指摘されていた小惑星「2024 YR4」について「地球に衝突する可能性はほとんどない」と発表した。
最新の観測・計算結果によると、この小惑星が地球に衝突する確率は0.004%となった。また月面に衝突する可能性は現在1.7%としている。
NASAは「この小惑星はもはや地球に重大な危険をもたらさないが、NASAとそのパートナー機関の専門家にとって、惑星防衛科学と通知プロセスをテストする貴重な機会となった」としている。
地球の近くを通る軌道を持つ小惑星は約3万7000個あるとされ、早期発見や衝突回避のために国際的な連携が不可欠。日本のJAXAにも2024年4月に専門チームが設定されている。
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NASAは地球の近くにある小惑星に関する最新データを引き続き公式サイトの「Sentry: Earth Impact Monitoring(地球衝突監視)」ページで公開していく。また、3月にはジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使って2024 YR4を観測する予定だという。
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