ポケモン×Honda協力『ホンダコライドンプロジェクト』始動 Hondaは27日、株式会社ポケモン(以下、ポケモン社)の監修のもと、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット』の中で出会うことができる「コライドン」の形をしたミライモビリティを制作する「ホンダコライドンプロジェクト」を始動させた。Hondaのエンジニアたちが開発した「ホンダコライドン」を、3月7日〜9日にHondaウェルカムプラザ青山にて展示し、告知映像が公開された。
【動画】Hondaがガチで制作!ほぼ原寸大…一部公開された『ホンダコライドン』 世界中の子どもと大人を夢中にしているゲームソフト『ポケットモンスター スカーレット』(2022年発売)。物語のキーになる伝説のポケモンが「コライドン」。
本来ゲームの中でのみ出逢えるポケモンだが、ゲームで遊んだり見たことがある人の多くが、さまざまな“けいたい”に姿を変えるコライドンに、実際にまたがって自由自在に移動してみたい、と一度は願ったはず…。Hondaのエンジニアのなかにも、そうした想いを抱いた大人たちがいたことから、企画がスタート。
「Hondaの技術力で、躍動感のあるコライドンをこの世界にモビリティの形で再現させることができるはず……!」
Hondaは夢を原動力に人や社会によろこびを提供したいという想いをもった人びとの集団。「Hondaらしく向き合って『ホンダコライドン』を自分たちの手でつくりたい」という想いをもって大人が本気になって取り組めば、ものづくりの楽しさを子どもにも大人にも伝えられる、そう考えて社内の有志によって「ホンダコライドンプロジェクト」が始動した。
Hondaの二輪・パワープロダクツ事業と、先進技術研究所から社内公募で集まったプロジェクトメンバーが目指したのは、Hondaの技術を使ってゲーム内のコライドンの“しっそうけいたい”の姿を映したモビリティの形を追求すること。
たとえば、重さも大きさもコライドンとほぼ同じにすること。“しっそうけいたい”の形で自立させること。手足、首、顔の動きを表現すること。そしてもちろん、「ホンダコライドン」に乗ることができること。これらをHondaが培ってきたモビリティの技術で実現させた。
プロジェクトメンバーたちはHondaの二輪事業が培ってきた設計思想やシミュレーション技術、くわえてHonda Riding Assistにも採用されている先進のバランス制御技術を取り入れて、日々開発を進めており、ようやく姿を現した「ホンダコライドン」は、こうしてHondaのエンジニアたちの夢と技術を糧に、モビリティとしてさらなる進化を遂げて、お披露目されることになった。大人たちが本気で夢を追いかけて生まれたモビリティが、一歩また一歩と踏み出す。
なお、2024年、トヨタ技術会が“大人の本気が子供の夢になる”というメッセージとともに「トヨタミライドン」を制作。「トヨタミライドン」のものづくりへの思いを受け取り、HondaならHondaらしいコライドンが作れるという思いでスタートを切ったのが「ホンダコライドンプロジェクト」。
プロジェクトメンバーは、二輪・パワープロダクツ事業および先進技術研究所より社内公募で集まった約40名の有志で、“Hondaの本気が子供の夢になる”をスローガンに、Hondaの二輪事業がこれまで培ってきた設計思想やシミュレーション技術を応用。また先進技術研究所が持つ先進バランス制御技術を取り入れて、ゲームの世界に登場するコライドンをHondaが考えるモビリティの形として極限まで追求した。
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