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2月23日(日・祝)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
先日、旦那が亡くなりました。自殺です。私と喧嘩し、そのあとに亡くなりました。後悔しかありません。
本当に素敵で優しい人で、自慢の旦那でした。生まれ変わってもまた一緒になりたいと思えるくらい、本当に大好きで幸せでした。家族思いで優しい人が、私の言葉で逝ってしまった……。本当に悔しくて悔しくて苦しいです。
子どもに「言葉は大事だ。人を傷付けることもできるし、同じ意味でも人を喜ばせることもできる。だから言葉は良い言葉を使おうね」と言っている人間が、あまりにも未熟で、それができていませんでした。
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「四十九日までに、ちゃんと自分の死を受け入れてね」「物質の世界にとどまってはいけないよ」「いろんな人に感謝を伝えにいくんだよ」……そんな言葉をこれからも、ずっとずっと送ろうと思っています。
気持ちは伝わりますか? 自殺した人の魂に、これからも私が応援し続ければ、寄り添うことはできますか? 私の思いや言葉は、これからもちゃんと届きますか? 今はすごく辛くて後悔しかなくて、苦しくてたまらないですが、私は生きているので、これからもずっと、江原さんの言葉を聞くことができます。そのおかげで、生きている私は必ず乗り越えられる。と思っています。旦那の魂にこれからもずっと寄り添えられますか? 旦那は受け入れて乗り越え天国までいけますか? そのために私は何をしたらいいですか?
<江原からの回答>
理性的に愛を持って相手を思えると、すべての思いは合わせ鏡のようになるのです。要するに何が言いたいかというと、旦那さんもあなたと同じように思っているということです。夫婦の喧嘩だけで自死を選ばないと思います。きっとそれを選ぶ別の理由がたくさんあって、心にいろいろと曇りがあったのでしょう。だから、それで逝ってしまったのだと思いますよ。
あなたの思いはちゃんと届きます。「自分の体を通して供養する」ということを覚えていただきたいです。例えば自分が読んだ本、見た景色、気づいたこと。常に旦那さんを思っていれば、その自分自身の心に響いたことが、合わせ鏡のように旦那さんに届くんです。供養というと一方的に祈ったり、何かをしてあげたりということを考えてしまう方が多いですが、音叉(おんさ)と同じで、自分が感じて震えなかったら、相手には届きません。
「今日、こういうものを見たよ」「子どもが今日、こんなことを言ったよ」「こんな幸せを感じたよ」など、日々いろいろな喜怒哀楽を感じると思います。自分の魂が響けば、相手に伝わる。旦那さんと一緒に寄り添って生きていけるのです。そして、あなたが向こう(あの世)に還ったときには、全部分かり合っているわけです。
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例えば、ご仏前にお花を添えるとしますよね。そういう形だけでやることよりも、普段、自分が美しい景色を見たときに感じた「美しい!」という感動を、旦那さんにも伝える意識でいましょう。供養とは、そういうものです。自分の魂が震えなかったら、供養はできない。お子さんと共に、これからも旦那さんとも心のなかで一緒に生きていってください。
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奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「人生の大切なことは、“どれだけ与えたか”ではなく“どれだけ込めたか”なのです」
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2月23日(日・祝)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 3月3日(月)AM 4:59まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/
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