限定公開( 53 )
6日午前11時半ごろ、東北新幹線の上野―大宮駅間で、東京発新青森・秋田行き「はやぶさ・こまち21号」(10両・7両)の連結が外れ、JR西日暮里駅(東京都荒川区)付近に緊急停止した。乗客642人にけがはなかった。東北新幹線では2024年9月にも走行中の車両で連結部分が分離するトラブルが起きている。JR東日本は対策が完了するまで連結運転を取りやめ、原因を調べる。
JR東によると、車両は約60キロで走行中に自動ブレーキが作動。はやぶさとこまちは約8メートル離れて停車した。約3時間後、乗客を乗せたまま大宮駅まで移動し、運休になった。
前回は連結器を切り離すスイッチに金属片が付着し誤作動したことが原因だったが、JR東は「今回はこまち側に電気系統の不具合があった可能性があり、原因は異なるとみられる」としている。
記者会見したJR東の池田裕彦・新幹線統括本部長は「再びこのような事象が発生したことを重く受け止めている」と謝罪した。
このトラブルで東北、山形、秋田、上越、北陸の各新幹線は上下計111本が運休、計166本が最大で約5時間遅れ、約15万2800人に影響が出た。7日は連結運転する東京発のこまちとつばさを運休する。こまちは盛岡―秋田駅間、つばさ(一部除く)が福島―山形・新庄駅間での運行となる。
|
|
国土交通省は重大インシデントに認定。運輸安全委員会は鉄道事故調査官3人を指名した。【竹田直人】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。