限定公開( 3 )
新人合同自主トレ中、春季キャンプ、練習試合、オープン戦に向けてこのようにアピールを誓っていたロッテのドラフト2位・宮崎竜成（ヤマハ）が、開幕一軍を目指し、奮闘している。
宮崎は春季キャンプを石垣島組でスタートを切ると、プロ入り後初めてプロの投手と対戦となった2月8日のライブBPでは安打性のあたりを2本放った。プロとアマチュア投手の違いについて、「そこまで大きな違いはなかったですけど、久しぶりの実戦があったので、球の強さも感じましたし、スピードもまだついていけていない感じがあったので、そういうところはもっと課題として取り組んでいきたいと思います」と振り返った。
2月13日のライブBPでは種市篤暉からセンター前に、小野郁からは左中間を破る安打性の当たりを放つなど、一軍で実績のある投手たちから打ってアピール。
石垣島春季キャンプ最終日となった2月16日の楽天モンキーズとの練習試合では、4−3の7回先頭のドゥ・ユーフェンが放ったセンター前に抜けそうな当たりを逆シングルでキャッチし一塁へジャンピングスローしてアウト。
|
|
|
|
宮崎は練習試合から二塁、三塁で好守備を連発している。宮崎は石垣島春季キャンプ中、守備について「今までセカンドしか守ってこなかったので、セカンドの方が守りやすいというのはありますけど、出場機会を多くするためにサードも練習しているので、サードも同じくらい守れるように頑張りたいと思います」と、三塁の経験はないとのことだが、未経験とは思えないほど高い守備力を見せている。3月2日のソフトバンクとの「球春みやざきベースボールゲームズ2025」では遊撃の守備につき、3月4日のDeNAとのオープン戦でも試合途中から遊撃に入った。3月8日のソフトバンクとのオープン戦の試合前練習でも、遊撃のポジションでノックを受けるなど、二塁、三塁だけでなく、遊撃での出場機会も増えていきそうな予感だ。
ただ、一軍の試合に出場するとなると、打撃がカギを握る。宮崎本人も開幕一軍を勝ち取るためには、「まずは打つこと。打ち続ければ開幕一軍にいけると思うので、打力をアピールしたいなと思います」と、打撃が重要なことは理解している。
練習試合では8試合に出場して、打率.200（14−2）だったが、オープン戦では2月22日の中日戦、1−1の9回一死一塁の第1打席、清水達也が1ボールから投じた2球目のストレートをライト前に弾き返しオープン戦初安打を記録すると、『1番・二塁』で先発出場した3月4日のDeNA戦は初回の第1打席に、ジャクソンが1ボール2ストライクから投じた5球目のスライダーをセンター前に弾き返した。
8日のソフトバンク戦では、3−0の5回二死一、二塁の場面に代打で登場し、左の田浦文丸が投じた初球のスライダーをセンター前に適時打。オープン戦、2試合連続安打とし、オープン戦の打率は.300（10−3）だ。
|
|
|
|
取材・文＝岩下雄太
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 SEESAW GAME, Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
スポーツ
