アニメ「アン・シャーリー」キービジュアル (c)アン・シャーリー製作委員会TVアニメ「アン・シャーリー」よりキャラクターボイスを収めた30秒の本PV、オープニングテーマ情報が公開された。
【大きな画像をもっと見る】オープニングテーマは、とたが歌う「予感」に決定。とたは楽曲に込めた思いについて、「私はアンという少女の、様々な困難を前にしてもそれをポジティブに読み替える姿に勇気づけられました。アンという存在が、皆様がしゃがみこんだ時にも立ち上がる支えになってくれる、そんな予感がしています。この曲もそんな存在になれたら嬉しいです」と語った。なお楽曲「予感」の一部は本PVでも聴くことができる。
4月5日にNHK Eテレで放送開始の「アン・シャーリー」。モンゴメリ著、村岡花子訳の小説「赤毛のアン」シリーズの3巻分を、全24話で描く。監督を川又浩、アニメーション制作をアンサー・スタジオが務める。またアン役は井上ほの花、マリラ役は中村綾、マシュウ役は松本保典、ギルバート役は宮瀬尚也、ダイアナ役は宮本侑芽が担当する。
■ とたコメント
□ 「アン・シャーリー」のオープニングテーマに決まったときの感想
「赤毛のアン」という作品に幼い頃から触れていたので、参加させていただけると決まった時はすごく驚きました。
「アン・シャーリー」を観る人の中には、「この作品につかまり立ちをするような子供もいるのかな」と思うと、どんな子も支えられるような揺るがない曲にしようと背筋が伸びる思いでもありました。このお話を頂いた時の私は、幼少期を思い返しながら過去のコンプレックスと向き合う時間を過ごしていたので、導かれたようなタイミングでアンと交わらせていただけたことにとても嬉しく思っています。
□ 楽曲に込めた思い
「予感」という曲は日常の景色を変えるための曲です。
目まぐるしい現代の生活では、変えようの無い現実を前にして悲観的になりがちだと思います。ですがどんな事象も悲観的なことばかりではない、他の側面から捉えることも出来ると思います。
私はアンという少女の、様々な困難を前にしてもそれをポジティブに読み替える姿に勇気づけられました。アンという存在が、皆様がしゃがみこんだ時にも立ち上がる支えになってくれる、そんな予感がしています。この曲もそんな存在になれたら嬉しいです。
□ 視聴者に向けて一言
制作にあたり改めて「赤毛のアン」を読み返した私は、アンのポジティブさがすごく眩しい……と思ってしまいました。
幼少期にこの作品に触れていた頃の方が、より近い目線で素直に受け止めていた気がして寂しくもなりました。ですが、アンほどポジティブに読み替える力がある子でもコンプレックスを抱えることだってある、というこの物語の前提に気付かされ慰められた気さえしました。日々ポジティブばかりではいられませんが、大切な人がいるすべての人に観て欲しい作品です。きっとふとした瞬間に、アンが心の窓を開けてくれると思います。その時「予感」も思い出してくれたら嬉しいです。待ってます。
■ アニメ「アン・シャーリー」(全24話)
NHK Eテレ:2025年4月5日(土)より毎週土曜日18:25〜 ※予定
原作:モンゴメリ著・村岡花子訳「赤毛のアン」シリーズ(新潮文庫刊)
監督:川又浩
キャラクターデザイン:土屋堅一
作画監督:渡辺裕二、斎藤直子
美術監督:工藤ただし
色彩設計:久力志保
撮影監督:齋藤真次
音響監督:小泉紀介
音楽:大島ミチル
アニメーション制作:アンサー・スタジオ
□ キャスト
アン・シャーリー:井上ほの花
マリラ・カスバート:中村綾
マシュウ・カスバート:松本保典
ギルバート・ブライス:宮瀬尚也
ダイアナ・バーリー:宮本侑芽
J.A.ハリソン:太田光(爆笑問題)