みそ汁で婚約解消?! 彼が我が家の味にダメ出しした意外な理由/恋愛人気記事BEST

4

2025年03月10日 09:10  女子SPA!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

女子SPA!

写真
 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2021年3月16日 記事は取材時の状況)

==========

 あなたには、彼氏や夫が引くほどキレてしまった経験はありますか?

 キレるポイントは人それぞれですが、今回は“お味噌汁”がきっかけで怒りが爆発してしまった女性のエピソードをご紹介しましょう。

◆緊急事態宣言明けに会うなり「結婚しよう」

 林田舞美さん(仮名・30歳・派遣社員)は、Sさん(28歳・メーカー勤務)と1年ほど前に付き合い始めました。

「昨年のコロナの感染者が増えていった頃に、元々相撲(すもう)観戦仲間だったSが、不安がる私をよく慰めてくれて…いつの間にか付き合うようになっていました」

 緊急事態宣言などで、なかなか会えない日々もありましたが、それがさらに恋心を燃え上がらせたのだとか。

「毎日のようにオンラインで繋いで一緒に食事したり、ストレッチしたりしていました。早く会いたいねって言い合って…まるで恋愛ドラマの主人公にでもなった気持ちでしたね」

 そして緊急事態宣言が解除された昨年5月、久しぶりに会えた舞美さんとSさん。

「その日、会うなり『結婚しよう』ってプロポーズされて(笑)。やっと会えた喜び爆発って感じで私も泣きながらOKしたのですが…今思えばあれが私達のピークでしたね」

 そう話しながら苦笑いをする舞美さん。いったい何が起こったのでしょうか?

◆母の作ってくれた味噌汁に彼氏がダメ出し

「事の始まりは、一人暮らしの私の部屋に母親が遊びに来て、私の好物のなめこと絹ごし豆腐のお味噌汁を作っていってくれた事でした」

 その晩、舞美さんの部屋に遊びにきた彼と夕食の時にそのお味噌汁を一緒に飲みました。

「するとSが変な顔をして『ねぇ、舞美のお母さんてちゃんと出汁(ダシ)取ってるの?もしかして味噌溶かしただけ?』って言ってきたので、え?と思い私もあわてて飲んでみたら…昔から大好きないつもの味だったんですよ」

 舞美さんの母親は和食が得意で、出汁を取るのがとても上手でした。

「母親はいつも、昆布と鰹節で出汁を取ってお味噌汁を作ってくれて、私はこれを飲んで育った大切な味なのに…Sのバカにした口調に頭にきて『じゃあもう飲まないで!』とお椀を奪ったら喧嘩になってしまって」

◆彼の母の味噌汁は「顆粒だし」テイスト

 今までも些細(ささい)な揉め事はありましたが、これが初めての大きな喧嘩だったそう。

「でも、その週にSの実家で昼食をご馳走になる約束が入っていたので、早めに仲直りしないとまずいと思い、まだムカついていましたが私の方が折れて謝ったんですよ」

 結婚の挨拶をしに行ってから初めての食事会だったので、緊張気味に彼の実家に向かう舞美さん。

「Sのお父さんもお母さんも優しい人で、私の事を歓迎してくれました。お母さん自慢のカレイの煮付けをご馳走になり、とても美味しかったのですが…私は一緒に出てきたお味噌汁の味が気になって気になって」

 その大根と油揚げのお味噌汁は、とても馴染みのある味だったそうで…。

「市販の顆粒出汁の味がガッツリしたんですよ。私もよく使うのですぐに分かりました」

◆さらにバカにしてきた彼にキレた

 その帰り道、舞美さんは彼にその事を伝えました。

「やっぱり母親のお味噌汁をバカにされた事がどうしても許せなくて、『出汁を取ってないのはSのお母さんの方だったね』と言ってやりました」

 すると顔を真っ赤にして怒る彼。また舞美さん家のお味噌汁を「あんな味のしない味噌汁初めて飲んだわ、インスタントの味噌汁の方がずっと美味いわ」とさらにバカにしてきたそう。

「そんなの、お前が繊細な味が分からないバカ舌だからだよ!出汁の味も分からないくせに何が『ちゃんと出汁取ってんの?』だ!ふざけた事言ってんじゃねーよ!と思って、ブチ切れてしまって」

 舞美さんの料理をめぐるケンカならまだわかるけど、お互いの母親の味噌汁でモメるとはワケがわかりませんね。彼は、声を荒げて怒る舞美さんに引いてしまい…。
 
◆フォローしてもキレてきた彼

「そんな鬼みたいに怒る女とは結婚出来ないと言われました。あと顆粒だしのお味噌汁を指摘されたのがよっぽど恥ずかしかったみたいで。プライドが傷ついたようです」

 ずっと自分の母親はちゃんと出汁を取っていると信じていた彼。

「顆粒だしは私も愛用しているし、便利で美味しいよと言ったら『バカにしてるのか!』とSが私の肩をこづいたので、またさらに喧嘩がヒートアップしてしまいました」

 こんなことで、肩こづくか? 味噌汁に限らず、お互いの母親について余計なことを口走ったのかもしれません。

 この味噌汁事件だけが原因ではないにせよ、結局、2人はギクシャクして別れてしまったそう。コロナであまり会えないうちが花だったわけですね。

「やっぱり勢いで結婚なんて決めたらダメですね。喧嘩になってもちゃんと仲直りできる相手を探そうと思います」

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

このニュースに関するつぶやき

  • せめて、真相を知ってから神妙な態度でいればまだマシだったろうにな。バカな男。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(3件)

ランキングライフスタイル

前日のランキングへ

ニュース設定