2025春夏は“デニム”がトレンド！ 40代が着こなすための「おすすめデニムコーデ」4選

2025春夏シーズンは「デニム」がトレンドアイテムとして注目されています。今シーズンのデニムはシルエットもカラーバリエーションも豊富！ 自分に似合うデニムを選べば、着こなしの幅が広がります。
今回は体型カバーの観点から、40代におすすめのデニムパンツを紹介します。

パステルピンクのバレルレッグパンツ

バレルレッグ（ヒップから裾にかけて丸みを出したシルエット）のゆるやかな曲線は、腰まわりや太ももを優しくカバーし、脚全体をすっきり見せます。さまざまな体型の人に似合う万能なアイテムですが、特に腰まわりや太ももにボリュームがある人におすすめ。肩幅が強調されにくくなるので、肩幅の広さが気になる人にもぴったりなアイテムです。

この写真は、バレルレッグパンツとコード刺しゅうを施したクロップド丈のトップスを合わせたコーディネート。パステルピンクの甘さを黒いトップスで引き締め、ウエスト位置を高く見せることでスタイルアップをかなえています。

ブラックのフレアデニム

フレアデニムは、膝下から裾にかけて広がるシルエットが特徴です。太ももやヒップラインをカバーしつつ裾の広がりがバランスを取ってくれるので、下半身にボリュームがある洋ナシ体型の人におすすめ。ウエストラインを強調しやすく、脚のシルエットを美しく見せるので、メリハリがある砂時計体型の人も取り入れやすいでしょう。

この写真は、フレアデニムとシンプルなニットの白黒モノトーンコーデ。スカーフやボストンフレームメガネで視線を上に誘導し、すっきりと着こなしています。デニムパンツはハイウエストが主流ですが、フレアデニムは股上が浅めのものも増えています。購入するときは試着し、トップスとのバランスを確認しておくと安心です。

ホワイトのセミワイドデニム

セミワイドデニムは、ストレートデニムとワイドデニムの中間的なシルエット。程よいゆとりがあるためさまざまな体型の人に似合い、カジュアルからきれいめまで幅広いスタイリングができます。ゆったりとしたラインが太ももやヒップを自然にカバーし、脚全体をバランスよく見せるので、太ももやヒップにボリュームがある洋ナシ体型の人にもおすすめです。

この写真は、セミワイドデニムとVネックスウェットトップスを合わせたコーディネート。モノトーンコーディネートでも、白とグレーの組み合わせは軽やかな印象になります。

ベージュのフリンジバギーデニム

バギーデニムはヒップから裾にかけて全体的にゆったりとしたシルエットが特徴で、リラックス感とトレンド感のあるデザインです。裾が広がっているので、全体的にバランスが取れたシルエットになります。

この写真は、Gジャンとバギーデニムをセットアップ風に合わせたコーディネート。ベージュ系のデニムは新鮮に映ります。バギーデニムのフリンジには、縦のラインを作り脚のラインをきれいに見せる効果が。また、ショート丈のGジャンがバギーデニムのボリューム感を生かし、脚長効果も期待できます。


デニムは定番アイテムですが、トレンドに左右されるアイテムでもあります。しかし、今シーズンのデニムはシルエットが豊富。バレルレッグ、フレア、セミワイド、バギーなど、自分に似合うシルエットを探してみましょう。カラーバリエーションも充実しているので、ロマンティックなピンク、クールなブラック、クリーンなホワイト、ナチュラルなベージュというように、さまざまなイメージを楽しんでくださいね。

なお、身長が高い人はオーバーサイズのトップスを合わせてもおしゃれに見えますが、身長が高くない人は上半身をコンパクトにまとめると、重心が上に引き上げられてスタイルがよく見えますよ。

皆さんも新しいデニムパンツを取り入れて、スタイルをアップデートしてみませんか？

松本 英恵プロフィール

カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー（色占い）などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。
(文:松本 英恵（カラーコーディネートガイド）)