元競泳五輪代表の“天才少女”今井月が今春TBS入社、報道やバラエティーなど関わる見込み

昨年9月に現役引退を発表した16年リオデジャネイロ五輪競泳女子代表の今井月（24）が今春からTBSに入社することが28日、分かった。本年度の新入社員の1人として加わる。働き方は未定だが、関係者によると報道やバラエティー番組などに幅広く関わっていく見込みだという。

今井は幼少期から“天才少女”として注目を集め、高校1年時に15歳でリオ五輪出場。その後の活躍も期待される中、続く東京五輪出場を惜しくも逃すと再起をかけた昨年のパリ五輪でも選考会で落選。悩んだ末に第2の人生に進むことを決断していた。

今井は引退発表時に「今後は水泳を通して経験してきた事を形を変えて生かせす事ができればと思っています」とコメント。次のステップについてはメディア関連の仕事に興味があること、サラリーマンに転身することなども明かしていた。

別の関係者によると、TBSではアナウンサーではなくAD業務など番組制作を行う部署に配属される見込みという。スポーツに携わることも希望しており、同関係者は「インタビュアー役などで選手らと絡む機会もあるかもしれない」と期待を込めた。

◆今井月（いまい・るな）2000年（平12）8月15日、岐阜市生まれ。3歳で水泳を始め、小6で50、100、200メートル平泳ぎ、400メートル個人メドレーの学童記録を樹立。中1で出場した13年日本選手権200メートル平泳ぎで3位。中学生で日本コカ・コーラと契約してCM出演するなど人気も上昇。16年リオデジャネイロ五輪では女子200メートル個人メドレーで15位。豊川高から東洋大を経て東京ドームスポーツに所属した。名前のルナは「月の女神」のラテン語読み。バイク好きでハーレーダビッドソンも乗りこなす。166センチ。