先発登板した今永昇太(写真=GettyImages)● ダイヤモンドバックス 3−4 カブス ○
<現地時間3月29日 チェイス・フィールド>
シカゴ・カブスが敵地開幕3戦目の接戦を制した。先発した今永昇太投手(31)は7回1失点と好投し、今季初勝利をマーク。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場するも、4打数無安打に終わった。
初回三者凡退の好スタートを切った今永だったが、2回裏の先頭打者グリチェクに中越え二塁打を浴び、ピンチを背負った。さらに連続四球で一死満塁とすると、8番マッカーシーの一ゴロの間に先制点を与え、今季初失点を記録。なおも二死二、三塁と続いたピンチでは、9番ペルドモを遊ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けた。
バッテリーを組むミゲル・アマヤの適時二塁打で同点に追いついた直後の4回裏、今永は5番ネイラーに先頭二塁打を浴びるも、今度は守備の援護を受けてピンチ脱出。一死二塁から中飛で進塁を狙った走者に対し、中堅手ピート・クロー・アームストロングが好返球。チャレンジの末にアウト判定が下り、併殺を完成させた。
5回表には、カイル・タッカーの移籍後1号となる2ラン本塁打で逆転に成功。再び援護を貰った今永は5回裏、6回裏と続けて三者凡退。7回裏には一死からエラーでの出塁を許したが、7番モレノをスプリットで空振り三振に仕留め、最後は8番マッカーシーを左飛に打ち取って降板。7回91球を投げて3被安打、2四球、4奪三振、1失点という投球だった。
カブスは7回表、代打起用された新人マット・ショウがMLB初本塁打となる1号ソロを放ち、リードを拡大。最終回に1点差まで迫られ、なおも二死一、二塁とピンチを背負うも、最後は遊撃手ダンズビー・スワンソンの好守で試合終了。新加入の守護神ライアン・プレスリーが移籍後初セーブを記録した。