ママスタこの春から小学校に入学するお子さんを持つママにとって、子どもの登下校は大きな関心事ではないでしょうか。先日ママスタコミュニティには「新1年生の朝の登校」というタイトルでこんな投稿がありました。投稿者さんの1人目のお子さんが、この春から小学校1年生になるようです。
『共働きの家庭は新1年生の登校はどうサポートしましたか? 先に親は出勤して子ども1人で自宅待機→玄関を施錠→1人で登校させますか? 親の出勤時間が早くて小学校が近い場合には、どうしても朝は新1年生が1人になりますよね。親のどちらかが、出勤時間を遅らせるとかするしかないですよね。最初の数日間だけでも……』
投稿者さん夫婦は共働き。夫婦ともにお子さんの小学校登校の時間よりも早く家を出なければいけないため、登校のサポートをどうしたらいいのかと悩んでいます。先に投稿者さん夫婦が家を出てから、お子さんが1人で玄関を施錠して登校させてもいいかと他のママたちに尋ねていました。
つい最近まで園児だった子。難しいのでは?
『つい最近まで園児だった子に施錠までさせて1人で行かせるの? 新1年生、登下校で1人で泣いてる子を毎年のように見かけるよ』
自分たち親は先に家を出て、この春から小学校1年生になるお子さんに施錠をさせて登校させようかと悩んでいる投稿者さん。この方法に対して他のママたちからは「新1年生にそんなことをさせるなんてあり得ないよ!」と厳しい声が寄せられていました。新1年生と言えば、つい数週間前まで幼稚園や保育園に行っていたようなまだまだ小さな子どもです。しっかりしている子どもだとしてもトラブルや事件に巻き込まれる可能性もありますから、決して推奨できる方法ではないでしょう。小さな子どもが家で1人でいる時間があったり鍵をかけて自宅を出たりという状況に不安に感じるからこそ、投稿者さんも他のママたちに聞いたのでしょう。
『こういうのって結局、近所の優しい人とかが見守っていたりするよね。 迷惑だし、子どもが可哀想だよ』
『近所の家の上級生に丸投げしようとするのはやめてね』
また他のママたちが懸念していたのは、両親が忙しくて子どもの登校サポートができないためにご近所さんや近くに住む上級生がその子どものお世話係になってしまうことでした。確かに登校班があれば近所の上級生と一緒に登校ができますが、投稿文を読む限りでは投稿者さんのお子さんが通う小学校には登校班はないのでしょう。そのため子どもが1人で登校できるようになるまで、やはりお家の人のサポートはほしいところ。子どものために両親のどちらかが仕事や出勤時間を調整して寄り添ってあげることを、検討する必要があるのではないでしょうか。
両親が仕事を調整、祖父母やファミサポに頼む……
『親のどちらかが毎日登校を見守る。ジジババに毎朝登校を見守ってもらう』
『進学に合わせて、出勤の日を夫と相談して勤務時間を調整したよ。2人とも会議とかなければ、勤務時間を調整しやすい職場で働いてる』
『うちは半年間はファミサポさんに朝から来てもらって、私たちが出勤後に子どもと一緒に施錠、登校班のところまで送ってもらうという内容で契約。でも結局無理があるから、私が離職した。私も仕事辞めるという選択肢を最初から選びたくなかったけど、子ども1人でどうにかさせようって考えはなかったよ。ただでさえ小学校入学で環境ガラッと変わるんだから。最初の数日間で子どもになんとかさせようっていうのは、あまりにも酷だよ』
投稿者さんのように、子どもの登校時間よりも両親の出勤時間が早いために対応に迫られるという家庭は少なくないのでしょう。実際に他のママたちは仕事の調整ができなければ、祖父母にサポートをお願いしたり子どもの登校時間より遅い出勤時間に変えてもらったりといった対応をしてきた様子。他にも住んでいる地域によってはファミリーサポートという選択肢もあるかもしれませんね。投稿者さんは「最初の数日間だけでも」と投稿していましたが、新1年生が登校に慣れるまでは個人差があるでしょう。早くても1ヶ月くらいはかかると頭に入れておいた方がいいのかもしれません。また1人で登校できるようになっても低学年のうちは登校を見守りたいと考えるママも多く、「子どもの小学校入学を機に転職したよ」といったコメントもありました。
仕事も大事かもしれないけど、今は寄り添わないと
『小学校入学ってビッグイベントだから、登校含めしっかりサポートして早く軌道に乗せてあげたほうがいいよ』
『仕事も大事だけど片親じゃない限り、子どもが低学年のうちは親が家にいて送り出せるのが理想。「子どもの為に」って話をしたら調整するのが上司の仕事だと思う。会社も都合があるので必ず快諾する訳じゃないだろうけれど、もし圧かけられてもあなたが強い気持ちで言い切れば子どもを守れるでしょ。相手の反応よりも、あなたの気持ち次第だよ』
『仕事が大切なのも融通が利く職場ばかりじゃないのもわかるけど、仕事のために子どもに無理させるのは本末転倒じゃないかと思ってしまう。年相応ではない子どもの頑張りや自立に頼りすぎると、困ってて助けてほしくても親に相談できない子になっちゃうよ』
小学校入学というのは子どもにとっては大きなイベントです。これまで通園バスや親の送迎で幼稚園や保育園に通っていたのが、自分の足で登校するというのは精神的にも大きなストレスがかかるもの。だからこそ親は入学から数ヶ月はしっかりと支え、子どもが安心して登校できるようにサポートすることが大事になってくるのでしょう。数ヶ月とは言わず、高学年になるまでの数年間はサポートが必要と考えるママもいました。
きっと投稿者さん夫婦は家族がより良く暮らしていくために働いていらっしゃるのでしょう。しかしお子さんが「学校に行きたくない」となってしまえば本末転倒。不登校になり、結局は夫婦どちらかが仕事を辞めなくてはいけなくなる可能性も考えられるでしょう。ママたちからは「子どものためにも上司に出勤時間の調整をお願いするべき」、「子どもの年相応ではない自立を急いでしまうと、本当に辛いときに親に頼れない子どもに育ってしまうかも」というアドバイスもありました。これらを参考に投稿者さんは、新1年生のお子さんが元気に登校できるようにサポートの仕方を再検討してみてはいかがでしょうか。
文・AKI 編集・ここのえ イラスト・なかやまねこ
■ママスタセレクトで読む