【マイナンバーカード】「マイナポータル」利用者に聞いた、特に利便性を感じた活用法は?

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2025年03月31日 18:40  マイナビニュース

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ライフネット生命保険は3月26日、「マイナンバーカードおよびマイナポータルに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は2025年2月、20〜60代男女各100名(合計1,000名)を対象にインターネットで行われた。

○マイナンバーカード・マイナポータルの利用について



マイナンバーカードとマイナポータルの利用について尋ねた。マイナンバーカードの所有率は全体で88.9%、女性20代で所有率が高く97.0%だった。また、所有しておらず、申請予定がない人は7.8%だった。


マイナポータルの認知者は87.2%、利用経験者は56.9%、女性50〜60代では利用経験が4割台にとどまった。利用頻度は「3ヶ月に1回未満」が72.4%を占めた。


○マイナンバーカード所有のきっかけ



マイナンバーカードの所有のきっかけは「マイナポイントがもらえたから」が57.8%、「本人確認書類になるから」48.8%。一方、「持っておらず、申請予定もない人」の理由は、「セキュリティ面が不安」61.5%、「必要性を感じない」57.7%だった。


今後の利用意向がある人は73%、利用経験がある人の約8割は今後も利用したいと回答している。


○利便性を感じたこと



マイナポータルを「利用したことがある」と回答した人に、「特に利便性を感じたことや周りの方におすすめしたい活用法をお答えください」と質問した。特に利便性を感じたのは「確定申告」や「引っ越しの手続き」、「住民票の発行」などだった。



具体的には、「確定申告の手続きが想像以上に簡単になっていた」(男性/47歳)、「引っ越しの際に住所変更が必要だったが、マイナポータルを利用することにより、市役所へ出向くことなく手続きを終えることができたのは便利だと感じた」(男性/54歳)、「住民票がコンビニで受け取れる」(女性/22歳)、「高額療養費の自動適用が便利」(男性/64歳)、「年金見込額が簡単に確認ができること」(男性/48歳)、「お薬手帳の内容が見られることは便利だった」(女性/33歳)、「運転免許証を持っていないので本人確認に使えるのがとても便利」(女性/23歳)といったコメントが寄せられた。

○認知しているサービスや期待できることについて



マイナンバーカードを利用してマイナポータルや行政手続きで実施されている・今後できるようになるサービス等で認知していたのは「保険証としての利用」71.0%、「オンライン申請の増加」60.3%、「コンビニ交付サービスの拡大」50.5%だった。

期待できることは「オンライン申請の増加」61.2%、「必要な行政書類の削減」47.9%、「行政手続きのワンストップサービス化」39.8%など、行政手続きのオンライン化が上位に挙がった。


「期待できること」として選んだ理由を具体的に聞いた。



「オンライン申請の増加」については、「24時間いつでもできる」(男性/41歳)という利便性を評価する声や、「税金の種類によって手続きの管轄が異なり、必要な書類も多岐にわたる上、官公庁の待ち時間が長く非効率だから」(女性/48歳)といった意見が寄せられた。



「必要な行政書類の削減」については、「運転免許証の更新や年金受給手続きの際に添付書類を省略できたのが、とても助かった」(女性/63歳)という経験談や、「市役所で手続きするときの書類のコピー代などが高すぎると思うから」(男性/68歳)といったコスト面での負担を指摘する意見が見られた。



「行政手続きのワンストップサービス化」については、「一度の手続きで様々な官公庁への手続きを済ませたい」(男性/38歳)という効率化を求める声や、「引っ越すことが仕事柄多く、毎度手続きが面倒で苦労していたから」(女性/28歳)といった意見が寄せられた。



「コンビニ交付サービスの拡大」に関しては、「曜日や時間にとらわれず、いつでも利用できそうだから」(男性/46歳)、「今までは住民票のコピーが必要な時は区役所まで足を運んでいたが、コンビニで済ますことができるというのはすごく便利だから」(男性/45歳)などの意見が挙がった。

○今後期待すること



マイナンバーカード、マイナポータルに関して、今後期待することは何か尋ねた。最も多かったのは「セキュリティ面の強化」49.5%で、「申請手続きをわかりやすくしてほしい」38.9%、「マイナポイント付与キャンペーンをやってほしい」28.1%と続いた。


○生命保険関連のマイナンバーカードの活用について



生命保険関連のマイナンバーカードの活用として知っていたことは「本人確認用の書類としての利用」49.8%、「公金受取口座情報の活用による口座登録手続きの簡略化」14.9%。いずれの内容も知らなかった人も45.1%と半数近くを占めた。


期待できることは「本人確認用の書類としての利用」52.5%、「入院等の情報の活用による給付金手続きの簡略化」29.2%、「入院等の情報の自動取得による請求案内(給付金手続き忘れの防止)」26.2%だった。


「生命保険関連で特に期待できることを選んだ理由」を尋ねた。



「本人確認用の書類としての利用」については、「ICカード読み取りができ、本人確認書類としては最も使いやすいので生保分野でも期待したいから」(男性/21歳)という利便性を評価する声や、「自動車免許を持っていないので、本人確認ができるマイナンバーカードはすごく助かるから」(男性/45歳)といった、身分証明手段としての有用性を挙げる意見があった。また、「役所での書類集めなどを簡略化できるから」(女性/62歳)といった負担軽減を期待する声も寄せられた。



「入院・手術・介護認定の情報の活用による給付金手続きの簡略化」については、「もしもの時、体が大変なときにも負担が少なく手続きできるのは安心感があるから」(男性/29歳)という意見や、「給付金は少しでも早く受け取りたいので、オンラインですぐに手続きできるのはとても助かるから」(女性/49歳)といった声があった。さらに、「従来は役所に何度も足を運んだり、査定のために応対したりで日数がとられていた。それがなくなるので無駄な労力を割かなくて済むため」(女性/38歳)と、従来の手続きの煩雑さが解消される点に期待する意見も寄せられた。



「入院・手術・介護認定の情報の自動取得による請求案内」に関しては、「申告制ではなく、受動的に案内してもらうことで契約の安心感につながる」(女性/28歳)という意見や、「意外と分からない、もらえないと思っていた給付金などの案内が来ることにより助かり、とても期待できるので希望になります」(女性/65歳)といった声が挙がった。また、「入院や手術の時は心身共に疲弊していると思うので、給付金手続き忘れの防止の機能があれば、忘れずに済むから」(男性/25歳)という、利用者の負担軽減を重視する意見も見られた。(Yumi's life)

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