JR山手線の車内で「夢の桜」咲く - 「April Dream」電車、2025年も

2

2025年04月01日 00:10  マイナビニュース

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
PR TIMESは4月1日から、JR山手線のE235系1編成(11両編成)を使用し、個人・企業・団体・自治体から集まった5,274件の夢を車内に掲出する「Dream トレイン」の運行を開始する。これに先立ち、3月31日に東京総合車両センターでメディア取材会が行われた。


プレスリリース配信サービス等を運営するPR TIMESは、2020年に「April Dream」を始動し、叶えたい夢を4月1日に発信する新たな文化を提唱している。山手線の「Dream トレイン」は2024年に初めて実施。約5,000に及ぶ「夢の桜」が車内を埋め尽くし、「自分の夢が山手線に載るということが、夢をことばにするきっかけになった」「ふと誰かの夢に出会うことで、夢を考える機会になった」などの声が寄せられた。「April Dream」の6年目となる2025年も、「日本中の夢で山手線をいっぱいにしたい!」との思いから2度目の実施を決断した。



「山手線にあなたの夢を掲出しませんか?」と参加を呼びかけたところ、今年も個人・企業・団体・自治体から5,000件以上の応募があったという。集まった夢は春を象徴する桜のデザインとともに、「Dream トレイン」車内の広告枠(中吊りポスター132枚、ドア横ポスター218枚、トレインチャンネル88面、まど上チャンネル180面、サイドチャンネル20面)へ掲出。車外においても、各号車の側面上部を中心にラッピングを施した。車体前面のLED表示器も活用し、最後尾車両として走行中に桜の花びらをイメージしたイラストが表示される。


今回、「April Dream」を知って「約300名の全校生徒のみなさんの夢を届けてくださった小学校」もあったとのことで、「Dream トレイン」の11号車を「子どもたちの夢の車両」とした。「僕は山手線の運転手になりたいです」「日本代表になって活躍したい」など、こどもたちが将来なりたい夢を車内に掲出している。



メディア取材会にて、「子どもたちの夢の車両」で夢を発信した小学生に話を聞くことができた。「山手線の運転手になりたい」と書いた小学1年生の男子児童は、その理由を「運転手になったらいろんな装備を見られるからです」と明かす。山手線以外にも、新幹線や特急列車といった「長距離を走る鉄道に興味を持っています」とのことだが、将来なりたい夢に山手線を選んだ理由を聞いたところ、「山手線のほうがハイテクそうだから」と答えが返ってきた。

土日を中心に山手線を利用することがあり、「黄緑色のさわやか風なところ」が好きだという。運転中の様子を見て勉強したいとの希望を持っており、電車に乗るだけでなく、本を読んで勉強することも。「とくに運転席でどんな風に動かしているかを見てみたいです」「運転手になれたら、もっと運転席に詳しくなりたい」と話した。



夢を書いた感想について聞かれると、「載るかもと思って少し緊張したけど、わくわくもしました」とコメント。「外国の人が日本に来たり、他の都道府県出身の人も来たりするので、日本中の人や、外国の人にも見てもらいたいです」と話し、とくに見てほしい人は「クラスのみんな。『すごいじゃん』って言われそう」とのことだった。



「チアで、上のクラスに入りたい」と夢を書いた小学4年生の女子児童は、1年生の夏から続けているチアダンスで「全国大会に行ってみたい」「曲に合わせて踊るのが好き。チアで人のことを応援したい」とコメント。「Dream トレイン」での発信を通じて、「いろんな人に夢を見てもらうことが少なかったので、こういう機会があって、私の夢を知ってもらえることがうれしいです」「山手線はいろんな人が乗ると思うので、たくさんの人たちに自分たちの夢を知ってもらえる機会ができるんじゃないかなと思います」と話していた。


「Dream トレイン」は「誰かの夢に出会い、新たな夢がつながるシンボル」として、4月1日から山手線で運行開始し、東京の中心を巡る。「子どもたちの夢の車両」(11号車)以外にも、各号車でこどもたちの夢が書かれているとのこと。乗車する機会があれば、車内で満開に咲いた「夢の桜」を通じて、多くの夢と出会い、自らの夢を実現する後押しにもしてほしい。同列車の運行期間は4月15日まで(予定)とされている。



なお、PR TIMESが提唱する「April Dream」に関して、約200の企業・団体が賛同しており、夢の発信や夢に出会える場「Dream スポット」が全国に250カ所以上(3月28日時点)誕生。「Dream スポット」を日本地図から探せる「Dream マップ」も公開された。4月15日までの期間限定で、どこでも誰でも夢を発信できる「Dream ジェネレーター」を「April Dream」サイト上で公開中。発信した夢は「Dream データベース」に保存され、SNSでのシェアやリアルな場での発信に加え、応援したい夢を探すこともできるとのこと。(MN 鉄道ニュース編集部)

    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定