拳銃入りスーツケースが関空通過 米国籍73歳を銃刀法違反容疑で逮捕

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2025年04月02日 17:37  毎日新聞

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押収された回転式拳銃と実弾3発=神戸市中央区の神戸水上署で2025年4月2日午前10時38分、木山友里亜撮影

 日本を旅行中に拳銃を所持したとして、兵庫県警は2日、米国籍のピーターソン・ランディ・アラン容疑者(73)を銃刀法違反の疑いで逮捕、送検したと発表した。容疑者はハワイから飛行機で来日。スーツケースに誤って拳銃を入れて持ち運んでいたと話しており、県警は二つの空港で検査を通過したとみている。


 県警によると、容疑者は妻と一緒にハワイの空港を出発し、3月22日に関西国際空港に到着した。この間、拳銃を収納したポーチをスーツケースに入れ、手荷物として預けていた。


 翌23日朝に宿泊先のホテルで拳銃を持ってきたことに気付き、この日の昼ごろに神戸港のターミナルでクルーズ船に乗り込んだ際、船のスタッフに申し出た。港の関係者から通報を受けた県警が確認したところ、スーツケースの中から回転式拳銃が見つかったことから逮捕した。


 逮捕容疑は3月23日午後5時ごろ、神戸市中央区の神戸税関検査室で回転式拳銃1丁を所持していたとしている。「護身用として持ち歩いているものを誤ってスーツケースの中に入れてしまった」と容疑を認めている。


 容疑者は銃弾を神戸港のターミナル内で捨てたとも説明し、県警の捜査員がトイレのごみ箱から実弾3発を発見した。「拳銃と一緒に持っていれば罪が重くなると思った」などと説明しているという。


 大阪税関によると、海外からの旅行客の手荷物検査は申告された所持品を確認し、場合によってX線検査をしたり、荷物の中身を目視で確認したりするという。税関の広報担当者は「関空で拳銃が通過してしまったことは間違いないが、個別事案の回答は差し控える」としている。


 空港政策に詳しい桜美林大の戸崎肇教授によると、世界各地でテロが頻発し、海外の空港が出国時に行う所持品検査は強化されている。ただ、他の荷物に隠れ、X線検査などでも危険物を見逃すことは起こりうるという。↵


 戸崎教授は「それだけに、入国段階での検査方法も改善できないか常に検討する必要がある」と指摘。とりわけ関空は大阪・関西万博で大勢の海外旅行者の利用が見込まれるだけに、「スタッフを増員して体制を強化するなど、さらに厳密な検査を行う必要があるのではないか」と話した。【柴山雄太、木山友里亜、小坂春乃】



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