
漫画「カイジ」の作者、福本伸行さん(66)が4日、大阪南港ATCギャラリー(大阪市住之江区)で開幕する「逆転回顧録 大カイジ展」(4月5日〜5月11日)の内覧会に登壇し、主人公カイジとの自身の共通点を明かした。
彫りの深い顔立ちの福本さんは、カイジと似ている点を問われ、「鼻がちょっと…カイジ的だと思います」と恥ずかしそうに自分の鼻筋を指し、福本伸行作品のキャラクターが持つ三角形の鼻との類似性を示した。
大カイジ展はギャンブル漫画の金字塔「カイジ」シリーズ史上最大の展覧会で、初公開を含む原画展示や「鉄骨渡り」「焼き土下座」、などの名シーンを再現したフォトスポットなど、カイジファンの胸に刺さる展示内容となっている。
福本さんは利根川が焼けた鉄板の上で頭を下げた「焼き土下座」のフォトスポットを楽しむ来場者について「嬉々として土下座しているのは不思議な感じがする」と笑みを浮かべ、「カイジの世界に濃厚に巻き込まれる。ぜひ大阪のみなさん来てください」と呼び掛けた。
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また、カイジ誕生の経緯については「『銀と金』や『アカギ』を描いてきて、ヤンマガから『ギャンブルものを描いてほしい』という要望だった。上下(巻)の予定だったが、(エスポワール号の)限定ジャンケンのアイデアが膨らんで、上下におさまらないなと」と構想が広がり、長期連載につながっていったとした。
さまざまなギャンブルをカイジで取り上げてきたが、「(漫画の)ギャンブルそのものはものすごく単純なものにしてしまう。一本橋を渡ったり、ジャンケンとか」と読者に分かりやすくシンプルなルールにして、間口を狭めないよう意識しており、「弱者、うまくいっていない人たちが(逆境を)なんとかする方が必死じゃないですか。共感できるし、僕には分かる」と富豪のマネーゲームではなく、持たざる者たちの勝負に主眼を置いている理由を説明した。
(まいどなニュース・伊藤 大介)
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