限定公開( 12 )
政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が3月に東京・霞が関の路上で襲われた事件で、警視庁は4日、聴衆が取り押さえた容疑者を現場の警察官が拘束するまで数分間かかったとして、「速やかに容疑者の身柄を確保すべきだった」との見解を明らかにした。事件では、「現場にいた制服警察官が傍観していた」との批判がSNS(ネット交流サービス)などで出ていた。
事件は3月14日に発生。警視庁によると、立花氏は、デモが実施されていた財務省の近くを街頭演説のため訪れ、支援者らとの写真撮影中に東京都杉並区の無職、宮西詩音容疑者(30)に襲撃されたとされる。近くにいた一般人が容疑者を確保した。
丸の内署警備課員4人がデモの警戒にあたっていたが、容疑者が閃光(せんこう)手りゅう弾を投げつけたことや容疑者が確保されていることから、立花氏の避難誘導や聴衆の安全確保などを優先。別の私服警察官に身柄が引き渡されるまで、数分間かかった。
高橋大作警備1課長は「容疑者が制圧されているとはいえ、早期に警察官が身柄を確保すべきだった」とした。警視庁は同様の突発事案に備えた訓練の実施など再発防止策を各署に指示した。
一方、東京地検は4日、宮西容疑者を殺人未遂罪と銃刀法違反で起訴した。起訴状などによると3月14日夕、立花氏をナタ(刃渡り約16センチ)で切りつけ、頭部などに全治3週間のけがをさせたとされる。【木下翔太郎】
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。