新種の寄生虫を発見 和名「イカチュウチュウ」 OIST研究チームが発表

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2025年04月10日 16:11  ITmedia NEWS

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新種の寄生虫を発見 和名「イカチュウチュウ」 

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)は4月10日、新種の条虫類(サナダムシとも呼ばれる寄生虫の一種)を2種類発見したと発表した。野生のアオリイカの腸と胃から発見したもので、そのうちの1種の学名は「Nybelina enterika」に。和名について、研究チームは「イカチュウチュウ」と提案している。


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 イカチュウチュウの平均全長は約1mm。頭部の先端には、出し入れ可能な4本の触手を備える。なお、学名の「enter」はギリシャ語で腸、「ika」は日本語でイカを意味している。


 もう1種の新種は、Phoreiobothrium属の未知の種としている。これらの寄生虫は、自然環境から採取したイカのみに見つかり、養殖のイカからは発見できなかったという。研究チームのメメット・アリフ・ゾラル博士は「イカから発見された条虫は、全て幼虫の段階にあり、イカを中間宿主として利用していることを示唆する」と説明している。


 この研究成果は、科学雑誌「Journal of Invertebrate Pathology」に4月7日付で掲載された。



このニュースに関するつぶやき

  • 頭が良い人のセンスはわからない( ̄▽ ̄;)しかし、後年に自分の名前とセットで語り継がれる覚悟があっての事なら余人の口を挟む事では無いのだろう。イカチュウチュウ、、、
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