※画像はイメージです こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、今回は年下のいとこと男女の関係になったことがあるという椛島誠也さん(仮名・33歳)に、その顛末を語っていただきます。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
◆6年前、二十歳になるいとこからLINEが届く
始まりは今から6年前、誠也さんが27歳のときの出来事だったそうです。
「ある日、小さい頃から僕に懐いていた7歳年下のいとこ・かのん(仮名)から、久しぶりに連絡が来たんです。『来月、二十歳の誕生日だからお祝いでお兄ちゃんおすすめのバーとかに連れてってよ〜!』と。二つ返事でOKして、飲みに行くことに。
かのんに会うのは3年ぶりぐらいだったんですけど、大学生になって大人っぽくなっていて見違えましたね。“ガキ”から“オンナ”になってました(笑)」
しばらく飲み語りしていると、話題は恋愛の悩み相談……というか、性の悩み相談になっていったそう。
「最初は、かのんは中高が女子校だったから、大学は共学だけどいまだに男に慣れなくて、彼氏もできたことがないからどうしたらいいか、っていう相談だったんですよ。
でも次第に『早く処女捨てたい(笑)』『お兄ちゃん教えて(笑)』って言い出して。その意味はもちろん理解できたんで、一人暮らしの自宅にお持ち帰りして、関係を持ったんです」
◆再び疎遠になるも「結婚前にお祝いして」
それから月1、2回ペースで会う関係性が半年ほど続いたそうですが、かのんさんに初彼氏ができたことがきっかけで、再び疎遠になっていったとのこと。
「数年に一度は親戚の集まりで顔を合せていましたが、かのんのほうがちょっとよそよそしくて、二人きりで話すということはなかったんです。
だけど去年、久しぶりにかのんからLINEが来たんですよ。『叔父さん(誠也さんの父)からも話いくと思うけど私結婚することになったの〜。結婚前にまたバーでお祝いして(笑)』と。
もちろんOKしたんですけど、かのんの本音が読めなかったんですよね。純粋に祝ってもらいたいだけなのか、それとも入籍する前に僕に抱かれたいのか」
◆久しぶりに会うと…3つの想定外だったこと
かのんさんに会うと、バーで彼女のほうから積極的にスキンシップしてきたことから、誠也さんは後者だと悟ったそうです。しかし、いざ自宅に連れ込んで関係を持つと、想定外だったことが3つもあったんだとか。
「1つ目は、胸がめちゃくちゃ大きくなってたこと。あえて聞かなかったですけど豊胸手術したんだと思います。2つ目は、かのんは『あれからいろいろ経験して、うまくなったんだよ?』って言ってたんですけど、本当に“店の女の子”かと思うほどテクニックが増えてたこと。3つ目は、結婚前の“お礼回り”の真っ最中だったってこと」
結婚前の“お礼回り”とは一体……?
「僕と初めてしたときから、5年間でかのんは経験人数が20〜30人まで増えてたみたいなんですけど、そのうち今でも少し好意があったり感謝してたりする男が5人いるそうなんです。
で、入籍してから会うと不倫になっちゃうから、その5人には結婚式前に会っておいて、お礼に“ご奉仕”しているらしくて。光栄なことに僕もそのうちの1人だったみたいですね。かのんは結婚する前に全員にちゃんと会うって意気込んでました(笑)」
◆結婚式の参列者のなかには自分以外にも…
迎えたかのんさんの結婚式。当日は二人きりになるチャンスなどなく、かのんさんはまたよそよそしい塩対応に戻っていたそうですが、二人の本当の関係がバレてはいけないので、新郎の手前、仕方ないことだと気にならなかったといいます。
「それよりも僕が気になったのは“お礼回り”の他のメンバーのことです。かのんは具体的に誰かっていうのは教えてくれなかったんですけど、彼女の口ぶりからすると、僕以外にも結婚式に呼ばれているメンバーが1、2人いるっぽくて(笑)。
自分以外にも僕と同じような心境でこの式に来ている男がいるっていうのは、ヘンな気持ちになりましたね」
これがいとこ同士の男女の関係の顛末とのことです。かのんさんからすると、“お礼回り”は結婚前の“遊び納め”という意味合いもあったのかもしれません。
<文/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi