<間に合った?>学校行事で大阪・関西万博に行かせたい?子どもにとってメリットがあるの?

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2025年04月12日 13:30  ママスタセレクト

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2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)が、2025年4月13日〜10月13日まで開催されます。日本国際博覧会とは、国際博覧会条約に基づく「国際博覧会」のことで、この条約には「二カ国以上の国が参加すること」「明確なテーマを掲げること」など、細かな規定が設けられています。

大阪・関西万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、大阪の夢洲で開催され、参加国は165カ国(2025年2月13日時点)。まさに国を挙げた一大イベントですよね。みなさんのなかには万博を楽しみにしている人、すでに家族で行く計画を立てている人などいることでしょう。学校によっては、修学旅行や遠足で万博に行く予定を組み込んでいるところもあるかもしれません。ママスタコミュニティにもあるママからこんな投稿が寄せられました。紹介します。
『大阪の万博、修学旅行や遠足で子どもを行かせたいですか? 私は楽しそうだからぜひ行かせたいです! 皆様の学校では、大阪の万博に遠足や修学旅行で行く予定がありますか? 行かせたいですか?』
投稿者さんのお子さんは学校教育の一環として、大阪・関西万博に行く予定のようですね。投稿者さん自身は、子どもを万博に行かせることについて好意的です。しかし「否定的な意見を持つママもいるのでは?」と他のママの反応を知りたくて質問を寄せてくれたようです。たしかに公費を使って開催される大阪・関西万博については、賛否両論の意見がありそうですよね。ママスタコミュニティのママたちは、万博をどのように感じているのでしょうか?
参考:外務省「国際博覧会(万博)「国際博覧会条約」抜粋」
参考:外務省「大阪・関西万博に参加表明のあった国・地域・国際機関」

ぜひとも子どもを万博に行かせたい!


『期間限定だから行かせたい。私も行ってみたい』
『学校で行くなら団体扱いになるし、最低限見ると決まった場所が見られる。個人で行くより効率がいいので、ぜひ行ってきてくれと思う』
『学生のとき、花博に行ってすごく感動したから、子どもにも万博に行かせてあげたい。世界中のものを一気に見られる機会とかあまりないし』
『チケットは高いし、家族で行くのは面倒だけど、団体ならば安くなるし、経験として連れて行ってくれるのはありがたい』
投稿者さんと同様、子どもを万博に行かせることに好意的な声が寄せられました。「学校行事として行く場合はチケット代が安くなる」「効率的にまわることができる」といった声が寄せられ、経済面や利便性のメリットを感じているママが多いようです。公式サイトによると、開幕前期2025年7月18日までの学校団体の入場料は、高校生2,000円、中学生・小学生・園児は1,000円です。開幕前の一般入場券は17〜12歳は3,000円、11〜4歳は1,200円ですから、お得感がありますよね。

万博に行かせたくない派の理由とは?

『昔と違って今は娯楽がたくさんあるのに、どうしてわざわざ万博と思ってしまう』
『大阪府民だけど、夏は絶対行かない方がいいよ。熱中症になる』
『すごく混むイメージがあるから、家族旅行でいいかなと思う。団体行動では先生だけでは大変だろうし、行列で時間も読めなさそうだし。空いているならいいと思う』
『行こうと思えばすぐに行ける大阪市民の私でさえ、あのグダグダの万博にわざわざ高額なお金を払って見たいとは思わない』
一方「大阪・関西万博に子どもを行かせたくない」といったコメントも複数寄せられました。理由として、万博の開催プロセスに対する不信感や、設備面の不安、また開催時期の天候についても「熱中症になるのでは?」といった懸念が挙げられました。さらには「そもそも万博とはどのような内容なのかわからない」という声も寄せられ、ママたちの間では万博の認知度が低い実態が浮き彫りになっています。たしかに、万博に行かせたいと考えるママたちの意見でも、万博の具体的な内容に言及する声は少なく、万博に子どもを行かせるよさがいまいちピンときていない人もいそうですよね。子どもたちにどんなメリットがあるのか知りたいところです。

大阪・関西万博に子どもが参加するメリットとは?



大阪・関西万博の公式サイトによると、各種パビリオンの展示や体験ができるようです。パビリオンには、クリエイターや専門家がプロデュースした「いのち」をテーマにした未来社会を体験できるものから、吉本興業やNTTなどの日本企業や団体が未来社会を創造するもの、さらに世界150カ国によるSDGsが達成された未来社会を表現したものなどが設置されています。ただ、これだけでは子どもたちにどんなメリットがあるのかわかりにくいのではないでしょうか。そこで、公式サイトに寄せられたプロデューサーの一人である中島さち子さんのメッセージ動画が参考になりました。中島さち子さんは音楽家・数学研究者・STEAM教育家。以下中島さんが挙げてくれた万博の3つの特徴を紹介します。

万博の特徴1.世界中が集まる


まず1つ目の特徴は「世界中が集まる場であること」です。大阪・関西万博には150以上の国が参加します。たしかに、海外旅行に行っても、これほど多くの国の人や文化に直接触れる機会はなかなかありません。さらに、中島さんは「本で得た知識と、実際に体験することの違い」を強調し、リアルな体験を若いうちにしておくことの重要性を語っています。子どもたちにとって、万博は世界の多様性を肌で感じる貴重な機会となるでしょう。

万博の特徴2.大きなテーマがある


2つ目の特徴は「大きなテーマがあること」です。大阪・関西万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマを掲げています。万博は単なる娯楽の場ではなく、このテーマをもとに未来について考えるきっかけを提供する場だとしています。各国のパビリオンを通じて、企業や各国が将来どのようなビジョンを持ち、未来社会を構築しようとしているのかを垣間見ることによって、子どもたちが自分自身の未来について考え始めるかもしれません。

万博の特徴3.市民が作るもの


3つ目の特徴は「市民が作るもの」であることです。万博は国や企業が主導するだけでなく、市民が参加し、共に作り上げるものでもあります。中島さんは、万博を通じて「自分ならどのような未来を作りたいか」を考え、市民一人ひとりが主体的に未来を創造することに意義があると述べています。子どもたちが万博を体験することで、「自分にも未来を変える力がある」と実感し、将来の目標を見つけるきっかけにもなりそうですよね。

この3つの特徴を踏まえると、大阪・関西万博は未来の社会をリアルに体感できる貴重な機会であり、ただ楽しんで終わるアミューズメントパークとは一線を画すといえるでしょう。もし参加する予定のないご家庭でも、家族で万博の話題を取り上げることで、子どもたちが未来をどのように創造していくかを考えるきっかけになるかもしれません。

文・安藤永遠 編集・有村実歩 イラスト・善哉あん

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このニュースに関するつぶやき

  • 引率する先生の諸々の負担を考えるとおいそれと万博に行かせたいとは言えないハズだけどな…
    • イイネ!1
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