ロッテ・藤原恭大、打率.455も「良くも悪くもという感じ」、「外野手もたくさんいるので負けないように」

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2025年04月14日 10:30  ベースボールキング

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ベースボールキング

ロッテ・藤原恭大 (C) Kyodo News
 「まあまあぼちぼちですね、良くも悪くもという感じですね」。



 ロッテの藤原恭大は11日のソフトバンク戦で4安打するなど、7試合に出場して打率.455とハイアベレージをマークするが、打撃の状態としては普通のようだ。



 「今年は最初からいるので、怪我しないように1年間しっかり一軍で活躍したい」と開幕前に意気込んだ藤原は、3月28日のソフトバンクとの開幕戦、「チャンスだったので早めのカウントから変化球を狙って振りに行くことができました。ランナーを返すことができてよかったです」と、2−1の6回一死二、三塁の第3打席、有原航平が1ボールから投じた2球目のチェンジアップをライト前に2点適時打を放てば、続く7−1の8回無死走者なしの第4打席、津森宥紀が3ボール2ストライクから投じた8球目の外角のストレートを逆らわずに反対方向に二塁打。開幕戦で2安打2打点と最高のスタートを切った。



 開幕直後は“左投手”が先発の時はベンチスタートが多かったが、スタメン出場した試合は3日のオリックス戦が1安打、8日の西武戦が今季初の3安打、11日のソフトバンク戦が4安打と、スタメン出場した試合の打率は.477だ。



 昨季から2ストライクと追い込まれてからノーステップ打法で打つが、10安打中8安打が追い込まれてから放ったもの。1ボール2ストライクの打率は.625(8打数5安打)と打ちまくっている。



 昨季は「追い込まれてからは逆方向しか狙っていない」と話していたように、今季も追い込まれてから放った8安打中7安打が反対方向。4安打した11日のソフトバンク戦は4安打中3安打が追い込まれてから逆方向に放った安打だ。「内容と結果が一致しているのでいいかなと思います」と藤原。



 とにかく今の藤原恭大は打席内で打ちそうな雰囲気がある。「まだちょっと昨日(12日)、今日(13日)と状態が落ちてきたんですけど、まあある程度、形は固まってきているので良いのかなと思います」と話す。



 2年前のこの時期も、打率.367で一時打率リーグトップに立ったことがあった。昨季自身のルーティンを確立し、好不調の波が小さくなり、2年前の春先の好調さとは全く違うように見える。



 本人も「打ち方であったり、メカニック、引き出しは確実に良くなっている。去年もある程度数字を残せたので、波は少なくなっているなというのは確実にありますね」と自己分析する。



 試合前の打撃練習では、「メカニック的に前に突っ込まないように、後ろ軸で叩けるように意識してやっています」と最初の5球ノーステップ打法で打ったり、「悪い時とか、バッティング練習は内容しか意識していないので、それが良くない時はそういうふうに戻す意識でやっていますね」と納得がいかない時は、全体練習が終わった後、室内練習場で打ち込むなど工夫を凝らす。



 藤原恭大に求められるのは好不調の波を少なく、そして怪我なく1年間一軍でプレーすること。好不調の波を小さくするために、昨季確立したルーティンを今季も継続していくイメージなのだろうかーー。



 「それはもちろんそうですけど、また引き出しが増えているので、去年よりも良い引き出し、引き出しが増えているのかなと思います」。



 今季は規定打席到達、打率3割、2桁本塁打を目標に掲げる。「まずはしっかり試合に出させてもらえるように結果を残して、外野手もたくさんいるので負けないように、スタメンをとってやっていければいいかなと思います」。今季は1試合でも多くグラウンドで躍動する。



取材・文=岩下雄太

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  • 折角SBに3連勝しときながら、気づいたら負け越しって何なん?西川も連続安打とかゆってるだけどクリンヒット少なく弱点露呈中。木村もどこまで好調維持できるかな。
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