
腸内細菌が生殖に対して与える影響
4月8日、吉林大学(中国)の研究チームは、「frontiers」にて、腸内細菌叢の多様性が高いほど女性不妊リスクは低くなると示した。
腸内細菌叢と女性不妊における関係性
近年、腸内細菌叢と不妊症における関係は、ますます注目されている。そこで今回、研究チームは、「Dietary Index for Gut Microbiota(DI-GM: 食事性腸内細菌叢指数)」と不妊症の関連性について検証した。なお、食事性腸内細菌叢指数とは、食事内容を通して腸内細菌叢の多様性を示す。
2013年から2020年の期間、米国全国健康・栄養調査「National Health and Nutrition Examination Survey(NHANES)」に参加した女性3058人のデータを分析したところ、腸内細菌叢と女性不妊において関連性が認められた。
DI-GMスコアが高いほど不妊症の有病率が低くなったという。DI-GMスコアに基づき比較すると、高スコア(6以上)では、低スコア(0〜3)より不妊症の有病率が低下した。これより、腸内細菌叢の多様性が増すと女性不妊リスクは減るといえる。
(画像はfrontiersより)
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