



ハルヤマさんは毎日毎日、まったく同じ服を着てくるのです。しかもモノトーンで色味も飾り気もない地味な服。昼休みにランチやコンビニに誘ってみても断ってきます。家から持参したおにぎりを食べ、水筒に入れた水を飲んでいます。



私は昼休みに買ってきたコンビニスイーツをあげたり、職場の自販機で買ったコーヒーを渡したりするようになりました。ハルヤマさんはいつも遠慮がちに断ってきますが、私がすすめると最終的には嬉しそうに受け取ってくれます。


私は職場の後輩のハルヤマさんが、いつも同じ服を着ているのが気がかりでした。ほとんどお化粧もせずアクセサリーだってつけていません。お昼だって毎日質素なおにぎりに、水筒に入れた水を持参……。経済的にあまり余裕がない様子がうかがえます。
もしかしたら中高生の育ち盛りのお子さんがいると、自分の身なりにまでお金をかけていられないのかもしれません。きっと子どもにだけ食べさせて、自分は我慢することも多いのでしょう。
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【第2話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子