武豊騎手に珍記録達成かかる マイラーズCで同一重賞最長ブランクVなるか

　武豊騎手がジュンブロッサム(牡6、栗東・友道康夫厩舎)で、マイラーズカップ(4歳上・GII・芝1600m)の31年ぶり3勝目を狙う。

　武豊騎手はこれまでマイラーズCに22回騎乗。91年には後にマイルCSを連覇するダイタクヘリオスで初制覇を果たしている。そして94年には後に安田記念とマイルCSを制するノースフライトで2勝目をゲット。しかし、95年以降は16連敗中。その間、1番人気にも5回騎乗しているが、3回ある2着が最高着順となっている。

　今年のパートナーはジュンブロッサムだ。昨年の富士Sの覇者。その後はマイルCS、東京新聞杯と2戦連続で10着だが、いずれも道中のリズムがひと息だったか。その点、今回の少頭数は歓迎なので、巻き返しがあっていい。もちろん、22年の共同通信杯で4着に敗れて以来、実に3年2カ月ぶりのタッグとなる武豊騎手の手腕にも注目が集まる。

　31年ぶりのマイラーズC制覇となれば、武豊騎手にとって同一重賞最長ブランクVとなる。レジェンドらしい珍記録が達成されることを期待したい。