
ピーマンの肉詰めをつくるとき、ピーマンと肉ダネがはなれてしまわないように、ピーマンの内側に小麦粉を振りかけます。この小麦粉の工程が必要なくなる簡単な方法がXに投稿されて話題になりました。
「みんな知ってるかもしれないけど、ピーマンの肉詰め作る時にピーマンの表面(外側)をフォークなりナイフなりで傷をつけとくとピーマンから肉が剥がれなくなるよ。
小麦粉は要らないよ。」
こう投稿したのは「ゴリゾン・ライカ-6y」(@leica_harvest)さんです。ゴリゾンさんが発見した方法ではなく、以前、レシピサイトで知った方法だったそう。
ピーマンのツルツルしている外側に、「私は猫の引っ掻き傷のイメージで、斜めにシャッと3本ほど、包丁の刃元、あごの部分で傷を入れています」とのこと。すると、小麦粉をふらなくても、肉ダネがしっかりとピーマンにくっついて「幼稚園児だった娘が箸で食べても崩れないレベルになりました!」。
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投稿には、たくさんのコメントが寄せられました。
「わー 知らなかった!水分を外に逃すんですね。なるほど!」
「そーなの? 小麦粉しても剥がれて泣きそうだったんだけど」
「早速今日作りました! ガチでくっついてるし、普通に激ウマにできてショックです 同じくポスト見てた60歳前の母も知らなかったとビビってました。今までの工程はなんだったのか!?」
「100均にもあるねぎカッターでやると早いし深くなりすぎずいいですよ」
野菜ぎらいの娘が大好きになったピーマン肉詰め
ゴリゾンさんにお話を聞きました。
――お嬢さんがピーマンの肉詰めが好きなのですね。
娘はかなり偏食でピーマンを含むほとんどの野菜はほぼ食べないのですが、お肉の美味しさに目覚めてからは「お肉と一緒に」なら多少頑張れるようになったのでピーマンの肉詰めもチャレンジしてみました。娘としては無理なく食べられる上に私からも「ピーマン食べられてえらい!」と褒めてもらえるのでとても好きなメニューになりました。
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普段野菜はなるべく嫌がられないように玉ねぎは飴色まで炒めたり、とにかくたくさん火を通して甘くしたり、気付かれないようにしたりしていましたが、ピーマンの肉詰めを克服した事によって「目に見えて野菜とわかるもの」にも多少チャレンジしてもらえるようになりました。
――それはつくる頻度もあがっちゃいますね。肉詰めならピーマンが食べられる子も多いような気がします。
ちなみにピーマンはバレないようにみじん切りなどにすると苦味を感じやすくなるそうで逆効果です。繊維と直角に切って繊維を潰すほど苦味が感じやすくなるそうなので、半分にしか切っていないピーマンの肉詰めは苦味も感じにくい素晴らしい料理みたいです。
――そうなのですか。私もピーマンに傷をつける方法で肉詰めを作ってみたのですが、一体感にびっくりしました。小麦粉をまぶすって面倒に思っていたので、嬉しい情報でした。
私も調理中に粉をまぶしたりするのがとても億劫だったので、粉を使わなくて済むというだけでかなり調理のハードルが下がりました。正直、肉が剥がれるかどうかよりも粉問題の方がメリットに感じているかもしれません。
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こんなに話題になるとは思っておらず、本当に驚きました。同時に、こんなに多くの人がピーマンの肉詰めにストレスを感じていたとは…という部分にも驚きました。ポストを見てすぐに試してくださった方からも「成功した」とコメントをたくさんいただき、私もなんだか嬉しいです。
◾️ゴリゾン・ライカ-6yさんのX https://x.com/leica_harvest
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)