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実際にはパスポートを所持しているタイ国籍の女性(33)を、神奈川県警伊勢佐木署が入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で誤って逮捕していたことが、捜査関係者への取材で判明した。身につけた生理用ナプキンの中にパスポートがあったのを見逃したという。女性はオーバーステイ(超過滞在)とみられ、同法の不法残留に容疑を切り替えて捜査している。
同署などによると、女性は横浜市内で接客業に従事していた。29日未明に客とトラブルになり、110番で駆けつけた署員がパスポートの提示を求めた。女性は「持っていない」と説明し、同署は同日朝に旅券不携帯の容疑で現行犯逮捕した。現場の身体検査ではパスポートを確認できず、逮捕後に改めて検査をして見つかったという。
同署はいったん女性を釈放。入管当局に照会し、オーバーステイの疑いが強まったとして、同日中に同法違反(不法残留)の容疑で現行犯逮捕した。
県警は「身体検査を含めて捜査を尽くした。適切な捜査だったと考えている」としている。【横見知佳】
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