キッチングッズに美容品…3COINS“がっかり”商品9選、マニアが教えるムダ買いを防ぐ“秘訣”

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2025年05月02日 12:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

※写真はイメージです

 物価高のこのご時世、リーズナブルな価格帯でありつつ、常におしゃれで魅力的な商品を展開する3COINS(以下、スリコ)。トレンドを押さえた幅広いジャンルの品ぞろえで、いつ行っても新しい商品に出合えるのも特長。

 プチプラとは思えない、お値段以上の商品が豊富だが、点数が多いだけに買って後悔した“ハズレ”アイテムも……。そんなババを引かないために、マニアが教えるNGアイテムをリサーチ。

便利なアイデア商品が使うとかえって面倒!?

「“300円”は勢いで買える金額なので、私もつい衝動買いをしちゃいます」

 そう話すのは、プチプラブロガーのつくもはるさん。スリコ歴20年以上で、週1回の店頭パトロールと、ネットでの新商品チェックが日課というスリコマニア。そんなつくもさんが最近購入して残念だったアイテムとは──。

「ひとつで通常の皮むき、せん切り、トマトのようなやわらかい食材の皮むきができる『3wayピーラー』です。キャベツのせん切りに便利だと思って買ったのに、全然切れないんです」(つくもさん、以下同)

 コツが必要なのかと、お店に出向いて使い方を確認するも、どうやってもうまくいかなかったという。普通のピーラーはすでに持っているため、結局出番がないそう。

「100均の商品でも言えますが、刃物系のアイテムは切れ味が微妙なものが多い印象」

 同じくキッチンのアイデアグッズで失敗した経験を教えてくれたのがスリコ歴15年のメグライフさん。

「『大さじ小さじが1つになった調節できる計量スプーン』はレバーで分量を変えられるので、スプーンを使い分ける必要がない便利グッズ。

 でも、指でレバーを固定したまま使わないと目盛りがズレてしまうため使い勝手が悪く、部品が多いわりに分解して洗えないという難点もあって使わなくなりました

 どちらもアイデアの秀逸さは間違いなので、使用感をぜひ改善してほしいところだ。

大物の調理器具は失敗するとイタい!

 調理器具でもガッカリなアイテムが。電子レンジで1合のご飯が炊ける『一人炊き用炊飯容器』もそのひとつ。

「レンチンで気軽にできていいなと思ったんですが、蒸らし時間などを入れると、50分近くかかるんですね。それなら炊飯器の早炊きでよかったなと」(メグライフさん)

 炊飯器を持っている人は「あえて買わなくても」と感じるかもしれない。

 キッチン周りの雑貨からスタートしただけあって、スリコはキッチングッズの品ぞろえが抜群。ただ、300円以上の商品の中にも残念なアイテムは少なくないよう。

「年初から発売の『ガラス鍋』(1650円)は失敗しました」と、つくもさん。

 直火で料理できる耐熱ガラスで調理中も鍋の中の様子が見え、見た目もおしゃれだが……。

「ガラス鍋は一般的な相場で1万円近くするので今まで買えなかったんですが、スリコで発売されたのを知って迷わず購入。でも、これで炊飯をしたら1度で黒焦げになってしまって。強力な焦げ落とし洗剤で3回洗って、やっとキレイになりました(泣)

「火加減が強かったのかも」と原因を分析しつつも、「ガラスなのでとにかく繊細。“割れてしまった”という口コミも複数あったので、取り扱いには要注意です」と話す。

美容品は100均と比較して購入がベスト

『and us』という美容系のオリジナルブランドも展開し、美容グッズにも力を入れているスリコ。

「洗顔後に使うタオル代わりに購入した使い捨ての『クレンジングタオル』は、60枚入りで300円なんですけど、100均でも40枚入りくらいのがあるんです。使い心地があまり変わらないのでコスパを考えると100均でよかったかなと」(メグライフさん)

 この商品に限らず、キッチン用のポリ袋やお掃除シートなどの消耗品は、コスパ的には100均に軍配が上がる、とおふたり。節約志向ならば、消耗品は見た目より量や実用性で選びたい。

 メイク関係で、つくもさんが残念だったというのが『アイシャドウパレット』。

「12色入りのタイプですが、色づきが全然よくなくて“塗れてる?”と感じさせるほど。ただ、若者の間では淡いメイクが流行っているので、そういう人にはいいかもしれません」(つくもさん、以下同)

白髪隠し用の『ポイントへアマスカラ』

 また、白髪隠し用の『ポイントへアマスカラ』も期待外れだった。

「まつげ用マスカラと同じ形状で、気になる白髪にピンポイントで塗ってカバーする商品ですが、狭い範囲に狙いを定めて塗るのが難しくて、塗らなくていいところにまでべちゃっとついてしまうのが難点。肝心の白髪もきちんとカバーできているのか実感が持てませんでした」

 チラホラ程度の少ない白髪にはイマイチのよう。

 ここ数年は、ヘアアイロンや美顔器などの美容家電のラインナップも増えている。

「1000〜3000円台後半でスリコの中ではお高いのですが、有名なメーカーの商品と比べるとどうしても機能性がもの足りないという口コミも多いです」(メグライフさん、以下同)

ムダ買いを防ぐには口コミチェックは必須

 スリコの魅力のひとつを、「主婦の方が“あったら便利”と感じる機能のものがおしゃれに手に入るところ」と話すメグライフさん。特に人気商品は少しずつデザインや機能を改良して進化しているそうだが、中にはアレ?と思うものも。

「『磁石付きインテリアフック』は過去にも類似商品が何度も出ているのに、毎回、耐荷重が小さくて、使っているとズリ下がってきてしまって。スリコのは木目調でおしゃれではあるのですが、100均の強力マグネットフックのほうが安心感があります

 子どものおもちゃもセンスのいいアイデア商品が多いと定評がある。

子どもはすぐに成長するので、低価格なスリコの商品は消耗品的に使えるので助かります」(つくもさん、以下同)

 そんな中、お風呂で遊ぶおもちゃ『WEB限定あわあわアイスクリーム』(1650円)には、少々がっかり。

「キュートなマシンにボディソープを入れてレバーを引くと泡のソフトクリームが作れる楽しいおもちゃですが、背面の吸盤が弱くて壁からずり落ちてしまうんです。壁に付けられないと置き場所にも困ってしまいます」

 このご時世、たとえ数百円でもムダ買いはしたくない。失敗を減らせる秘訣(ひけつ)はあるのだろうか。つくもさんは、買う前に公式サイトの口コミをチェックするという。

「リアルな声が知れるので失敗が少なくなります。もし購入後に不具合があった場合は、レシートがあれば一定期間は返金や交換をしてもらえるので、とっておきましょう」

※特に表記のないものは330円(税込み)です。
※コメントは個人の感想です。

教えてくれたのは……

つくもはるさん●100均やスリコに精通するウェブライター、ブロガー。ブログ「つくもはるのプチプラ通信」で100均グッズなどのお得情報を配信。テレビ出演なども多数。関西在住3児のママ。

megu lifeさん●3児のシンママ。100均やスリコなどのコスパアイテムを活用した収納やお掃除方法などを、インスタやYouTubeの「megu life 暮らし/収納」で配信中。テレビや雑誌への出演も。

取材・文/荒木睦美 商品画像提供/つくもはるさん

このニュースに関するつぶやき

  • そんな時ほど、安物買いの銭失いということわざを思い知らされます。
    • イイネ!3
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