年金月6万4000円「国民年金基金をもっと積み立てれば…」66歳女性 “80歳まで働く” 不安

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2025年05月03日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳女性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳女性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール


回答者本人:66歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:自営業
リタイア前の年収:120万円
現在の資産:預貯金700万円、リスク資産なし
これまでの年金加入期間:国民年金25年、厚生年金4年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):約4万円
老齢厚生年金(厚生年金):約8000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):国民年金基金1万6000円

「自営業なので年金が少なく、80歳まで働くしかないと思っている」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「自営業なので年金が少なく、80歳まで働くしかないと思っている。このまま健康で仕事ができるかとても不安」と語っています。

ひと月の支出は約「15万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。

「外食や買い物に行かない。本は図書館で借りる」

年金で足りない支出については「仕事で稼いだ7万円」で賄っているという投稿者。

年金以外に「週3回の子ども対象の絵画教室」の収入があるほか、 以前は「絵画教室以外の日はベビーシッターをしていた」そうですが、コロナ禍がきっかけでそちらは辞めてしまったとのこと。

また年金生活においては「要らないものや本などをメルカリで販売。外食や買い物に行かない。本は図書館で借りる。回数券などで交通費を節約する」と浪費を抑える意識が高い様子です。

「病気になって働けなくなると赤字になる」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「年金のことをもっと理解して、自営だったから国民年金基金をもっと積み立てるべきだった。しかしなかなか生活が大変で、国民年金基金は払ったり払えなかったりした。結局もらえる額が、毎月1万6000円ぐらいにしかならず後悔している」と回答。

今の生活での不満や不安については「年金額が少ないこと。病気になって働けなくなると赤字になること」とコメント。

いっぽうで「年金額が少なくても、働かないでお金が振込まれるのはうれしい」と今の生活の楽しみも教えてくれました。

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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 平均年齢が低かった頃に考えられた社会システムで、しかも年金で生活費が充分にまかなえますなんて誰も言っていないと思うが。
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