
■MLB マーリンズ 4ー7 ドジャース(日本時間6日、ローンデポ・パーク)
ドジャース大谷翔平(30)が敵地でのマーリンズ戦に“1番・DH”で出場し、4打数1安打1本塁打1四球1盗塁で打率は.292。2試合ぶりの9号を放った。
試合後、大谷は低い弾道で入った9号については「(アルカンタラの)投げているボールが強いので、その分、跳ね返ったボールが良い角度で上がったボールが強くなったと思うので、素晴らしいピッチャーから良いところで打てたのは自信になった」と振り返った。
打撃について、今季はボールを引き付けて、ポイントを体の近くにしているバッティングには「コンタクトポイントというのは打った過程の中で、自分で操作するところではないので、構えから動きの中で正確に動けていれば自分のいいヒッティングポイントに近づいていくもの」と話し「例年この時期に一番良い状態になるということがあまりないので、今日も良い打席はありましたけど、近づいては来てるんじゃないかな」とまだ万全ではないと語った。
そして、メジャー初スタメンで初安打、初打点をマークしたキム ハソンについては「本人にとっても特別な日だったと思いますし、昨日も得点には繋がらなかったけど素晴らしい走塁も含めて今日も素晴らしい活躍だったと思います」と笑顔を見せた。
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大谷はホームランを打った打席でベンチに戻ると、キム ハソンに歩み寄り、飛び跳ねて喜び、頭を触って祝福していた。さらに試合後には自身のSNSでもキム ハソンのヒットシーンの動画を載せて「Congratulations」とメッセージを送った。
キム ヘソンは「最初のヒットを打ててとても嬉しかった。しかも、翔平がすごく喜んでくれて、自分のホームランじゃなくて、僕のヒットに対して祝福してくれた。本当に光栄だった」と喜び「正直、今でもちょっと緊張する。だって彼は本当に大スターだから。でも、いつも彼から話しかけてくれる。質問もしてくれるし、会話もしてくれる。そういうことが、自分がここに馴染むうえで大きな助けになっている」と感謝を述べていた。
そして、昨季までドジャースの1塁コーチを務めて、今季からマーリンズの監督に就任したC.マッカロー監督(45)の前で5年連続2ケタ盗塁となる今季10個目の盗塁に成功したことには「僕にとっては走塁の大きな前進につながるそういう1年を去年一緒に過ごせたと思うのでそういう意味では決めたいなという気持ちはありますけど」と口にし、「シンプルにいけるとき、成功すると自分が確信を持った時にスタートを切りたいですし、決めたいから強引に行くということはない」と語った。