阪急阪神HD角和夫前会長が死去、76歳 統合尽力した「ホワイトナイト」 宝塚音楽学校理事長

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2025年05月07日 10:35  日刊スポーツ

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角和夫さん(2023年7月撮影)

24年12月に健康上の理由で阪急阪神ホールディングス(HD)会長を退任していた角和夫(すみ・かずお)さんが、26日午前1時10分、兵庫県内の自宅で亡くなった。阪急阪神HDが7日、発表した。76歳だった。


同HDによると、すでに葬儀・告別式は終え、後日、お別れの会を開催する予定という。日時は未定。


角さんは49年4月19日生まれ、兵庫県宝塚市出身。早大を卒業後、73年に阪急電鉄に入社。03年に同電鉄代表取締役社長に就いた。


06年、村上世彰氏率いる「村上ファンド」による阪神電気鉄道株の買い占めに対して、阪急、阪神両電鉄の統合を推し進め、阪急HDと阪神電気鉄道を経営統合させ、阪急阪神HD発足に尽力。買収を防いだ「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として、同HDの初代社長に就いた。


その後、経営効率化を進めながらグループの収益力を高めてきたが、24年12月に阪急阪神HD会長を退任。今春には関西経済連合会の副会長も退任し、財界からも退くことに決まっていた。


角さんはペンネーム「岸一眞」を用いて、宝塚歌劇団に楽曲提供を行ったこともあり、10年には同劇団の団員を育成する宝塚音楽学校の理事長に就任。劇団理事も務めたが、23年9月に劇団の宙組団員が死亡し、角さんは同年12月に音楽学校の理事長を辞任。その後、劇団理事も退いていた。


また、岡田彰布氏が23年、阪神タイガースを38年ぶり2度目の日本一に導いたが、監督就任にあたって、後押ししたのも角さんだった。

このニュースに関するつぶやき

  • 宝塚生徒さんが死去した時にゴルフに行ってたツケが回って来たのか。去年株主総会で叩かれた時に退任すべきだったのでは。因果応報だと思います。
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