
残業代をまともに払わないような企業は辞めて正解だろう。千葉県在住の40代女性(年収550万円)はかつて中小企業に努めていたとき、上司の指示で残業をこなしていた。
しかし、月20時間ほどの残業はなかったことになっており、すべて定時扱いになっていた。(文:西荻西子)
社長「あのさ、うちは大企業じゃないんだから」
タイムカードの記録を元に上司に確認したところ、「社長が勤怠(管理)をしている」と言われた。そこで社長に直接申し出ると、耳を疑う言葉が返ってきた。
「あのさ、うちは大企業じゃないんだからそんな残業つけてたら潰れちゃうよ〜」
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あまりにも開き直った物言いに、女性は「唖然とした」と明かす。女性はすぐに労働基準監督署にこの事実を報告し、その会社を見限って転職活動を始めた。
ただ、労基の担当者にも「中小企業はそんなところが多いため、もう転職した方がいいですよ」と電話口で言われたそう。残業代の未払いは明確な法律違反であり、企業の規模は関係ない。従業員に対して本来払うべきものを払わない経営者の下で働き続ける必要はないだろう。
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