マーリンズ戦に先発した菊池雄星○ エンゼルス 7 − 4 マーリンズ ●
<現地時間5月23日 エンゼル・スタジアム>
エンゼルスの菊池雄星投手(33)が23日(日本時間24日)、本拠地でのマーリンズ戦に先発登板。後続投手の助けも借りながら6回途中無失点と粘り、今季11戦目にして待望の移籍後初勝利(4敗)を挙げた。エンゼルスは10連勝を達成した2014年シーズン以来、11年ぶりの8連勝。怒涛の快進撃で勝率を5割に戻した。
前回18日(同19日)のドジャース戦は右足首を痛め緊急降板したものの、大事には至らず中4日で先発。初回から毎回走者を背負ったものの、危なげなくゼロを並べた。
1点リードで迎えた4回も先頭打者に四球を与えたものの、一死後、巧みな牽制で一塁走者を誘い出し二塁でタッチアウト。二死後、自らのグラブを強襲する内野安打などで一、二塁のピンチを招いたが、最後は8番・サンチェスを一ゴロに退け踏ん張った。
3−0となった5回もゼロを刻み、移籍後初勝利の権利をゲット。6回は先頭から連打を浴び無死一、二塁のピンチを招いたものの、6番・フォーテスを遊ゴロ併殺に仕留め渾身のガッツポーズを作った。
だが、二死三塁から連続四球を与え、満塁のピンチを作ったところで降板。それでも、2番手・ストリックランドが代打・ヒックスをボテボテの遊ゴロに仕留めると、内野安打になりそうな打球を遊撃・ネトが華麗に処理し、チーム一丸で大ピンチを凌いだ。
ストリックランドの火消しにも救われた菊池は、5回2/3で移籍後最多の110球を投じ、7安打無失点、4奪三振4四球の登板結果。防御率は3.17に良化した。
エンゼルス打線は2回、4番・ウォードがリーグ3位となる15号ソロを放ち先制。打撃好調のウォードは4回にも2点目となる右犠飛を放つなど、これで直近7試合で5本塁打&7試合連続打点となった。
救援陣は6−0となった7回以降に4点を失うも、最後は守護神・ジャンセンが11セーブ目で締め8連勝達成。菊池はようやくエンゼルス移籍後初白星を手にした。