

箱に入っていたのはブランド物のスタイとタオル。ご近所のヤマナカさんからいただいたそうで、すでにお返しも済んでいると聞いて恐縮してしまいます。義母と仲良しの方なのか、少し前に生まれた生後半年のお孫さんがいるそうです。


義母はカノンにほとんど目を向けず、ヤマナカさんの孫のノアちゃんの話ばかりしています。表面では愛想笑いで聞いていますが、だんだん複雑な気持ちになってきます。目の前にカノンがいるのに、知り合いの孫の話ばっかり……?

アポなしでわが家に来た義母は、私が知らないヤマナカさんという方の孫の話ばかりしています。義母が言うにはノアちゃんは発育が早くてなんでもできるのだそう。生後半年でお座りができるとか、離乳食を始めたとか……。ノアちゃんばかりを褒めたたえ、しまいには「まだ首が据わっていないの?」と比較するようなことまで言ってきます。
私は愛想笑いを浮かべて聞いていましたが、内心ウンザリしてしまいました。目の前に自分の孫がいるのに、他人の孫の話ばかりする!? カノンのことなどどうでもいいような義母に、複雑な気持ちを抱いたのでした。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子
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