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「不惑」の年齢である40歳。ヒューマンホールディングス(東京都新宿区)の調査によると、企業や組織・団体に勤務する1985年生まれの男女のうち、「現在の仕事について満足している」割合は58.2%(「非常に満足している」と「どちらかといえば満足」の合計)と半数を超えたことが分かった。
「仕事に関する悩み」を聞いた。最も多かったのは「給与が低い」(35.6%)。以下「モチベーションが上がらない」(22.9%)、「昇給が見込めない」(22.5%)、「仕事量が多い」(20.1%)が続いた。
ヒューマンホールディングスは「多くの人が15年以上と思われる社会人経験の上で、現在の仕事に対して意欲が低下していると思われる様子がうかがえる」とコメントした。
「1回以上転職をした経験がある」と回答した割合は62.6%と半数を超えた。また、「転職の意向がある」人も60.0%(「現在転職をしたいと思っている」と「機会があれば転職したいと思っている」の合計値)にのぼり、40代での転職を考える人は多いことが分かった。
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「20代のときに想定していた40歳時点の年収額」で最も多かったのは「500万〜600万円未満」(25.8%)で、「400万〜500万円未満」(19.8%)、「600万〜700万円未満」(12.7%)が続いた。
一方、「現在の年収額」は「300万〜400万円未満」(21.9%)が最も多く、「200万〜300万円未満」(16.6%)、「500万〜600万円未満」(16.1%)が続いた。
●管理職かスペシャリスト
「管理職とスペシャリストでは、どちらになりたいと思うか」という質問には、74.0%が「スペシャリスト」(「スペシャリスト」と「どちらかといえばスペシャリスト」の合計値)と回答。
「スペシャリスト」を選んだ人に、その理由を聞くと「管理職に向いていないから」「管理職になりたくないから」「専門性を高めたいから」といった声が多かった。一方、「管理職」を選んだ人からは「給与が高い」「マネジメントに興味がある」「適性があると思う」「スペシャリストにはなれないから」の回答が目立った。
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インターネットによる調査で、対象は企業や組織・団体に勤務する1985年生まれの男女1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は5月19〜20日。
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