


母は「子どもがかわいそう」「子どものため」だと口にしますが、当の本人たちは勉強や部活や交友など自分たちのコミュニティで楽しそうにしています。親が必要なタイミングは、すでにかなり限られていると思うのです。

じつは私は産休があけて、仕事に復帰しようと思っていました。でもそれを大反対したのも母です。あれは長男がまだ小さいとき。ほぼ毎日母が家に来ていました。そろそろ保育園を探そうかと思っていたタイミングです。



母は、まだ私の子どもが小さいころから私が復職することに大反対でした。保育園はかわいそう、小さいのに母親が働きに出ていたらかわいそう、産後すぐに働いたらあとで体にガタがくる、いろいろな理由で私の復職を諦めさせようとしたのです。私も、母は私と孫のことを考えてくれていると思っていたので、母の意見を受け入れて、夫と相談をして復職することはやめました。決して裕福ではないけれど、家族4人、節約しながらなんとかやってきました。
【中編】へ続く。
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