
さて今回もパチンコの話をするぞ〜! キャリコネニュースのコラムと言えばギャンブルネタですからね!
今日のお題は、低貸しです。1パチとか5スロとかね。通常レートの1/4という交換率で遊ぶ、低投資でやる温い賭博である。しかしちゃんとお金はかかっているわけで、打っている人たちは熱中している。
考えてみればイオンのゲームコーナーとかでもおじさんおばさんから子供たちまでもがパチスロ中古機打ってたりするし、好きな人はレートなんて本当はあんまり気にしてないのかもね。
それこそ中古台を購入して自宅に設置してる人もいるし。僕はああいうの邪魔に思っちゃうし要らないけど、好きな人にとってはかなり魅力的な家電(あえてこう書きます)なのだ。
それにしても、通常レートではなく低貸しレートを打つ人というのは、どういう思惑を持っているのだろうか。(文:松本ミゾレ)
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高齢者だけじゃない!若い人も意外と打っているぞ
先日、5ちゃんねるに「【謎】1円パチンコ打つ奴の正体」というスレッドが立っていた。
スレ主は「年金で打ってるジジババはまだわかるんやがたまに若い奴も打ってるよな。あれなに」と書き込んでいる。
僕はほとんど低貸しは打った経験がないんだけども。低貸しと通常レートの中間にある2パチ、10スロはレートとして適正というか、財布に優しく適度に賭博感があるので好きだ。
残念ながらそんなレートを実装している店がそもそも多くないので、滅多に打つことはないんだけれども。
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同じように、通常レートよりも低い金額で遊べるってことに、なんか安心する人ってのはいるのかもしれない。誰もが言ってることだけど、今はお金がいくらあっても足りないぐらいだ。ハマりが深い台も多いし、ダメな方の当たりに偏る台もまた多い。昔みたいに、3万ぐらいあればなんとかなるだろう、みたいな楽観的な向き合い方は難しくなっている。
そこへ行くと低貸しはいいよね。レートが通常の1/4になるんだから、財布の中身もそのぐらい少なくてもいいわけだし。1万2万とか入れてれば、何時間も遊べるんじゃない?暇つぶしをしつつ、運試し感覚で遊ぶにはちょうどいいんじゃないだろうか。
実際今って、低貸しだけ賑わっててその他閑古鳥って店も多いし。みんなお金ないんだろうね。そういう人にも低貸しは親和性が高いわけだ。
で、低貸しって僕が20代半ばぐらいの頃。2000年代前半に導入されたレートなんだけども、当初この営業形態はユーザーからもあんまり受け入れられてなかったと記憶する。ホールの不人気台を低貸しコーナーに回してる上に遊べない調整になってるとかザラだったし。
なにせ低貸しとか言っても稼働させる以上電気は食う。それは通常レートと全く維持費も変わらない。どう考えても甘く調整できないんだよね。だからお客も、負けて当然みたいなかんじで渋々遊んでたような。これ、今もそんなに変わらない気がする。
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スレ主が言うように、若い人でも低貸しでまったり打つってことは、別に珍しいもんじゃない。まあ、中には「低貸し打つぐらいなら通常レートで爆死するわ」みたいな人もいるけどね。
低貸しで大爆発したら、やっぱ悔しいし。その代わりボロ負けしても通常レートの1/4の負債で済むのは助かるか。負ける気で打ってる人にとっては、低貸しは悪くないんだろう。
ぶっちゃけ4パチ20スロも劣悪調整な店も多いし、負けやすいのはどんなレートでも同じか
僕はやっぱり、低貸しがスタートした直後から、ずっと「当たりを引くまでの投資額が少なく済んだところで、当たってしまったら出玉が4倍になるわけでもないし。あんまり魅力感じないな」と、すごい当たり前なことをずっと思っていた。
今もそう思っているし、低貸しを下手に打って山ほど勝ったらまあ、悔しい。それに設定も入ってないし、釘も悪いとかが大半だもの。そりゃ僕は怖くて触れませんよ。
通常レートに設定入れず、低貸しに設定入れるホールなんてそうそうないんじゃないのかなぁ。それでも低貸しは賑わっているという店は多い。それだけみんな、もう通常レートを恐れてるのかもしれない。
ただ、設定がなくて釘も悪いってのは、これ別に低貸しの専売特許じゃない。普通に4パチ20スロでも万年回収調整の台は山ほどある。日本中のホールで稼働しているパチンコ台の大多数はボーダー以下の回転率だし、パチスロ台は大多数が設定1。低貸しもこっちも、本当は打った時点で負けなのだ。
どうせボーダー以下の台を打つなら、ワンチャン狙いで通常レートに挑むのは、まあギャンブラーなら当たり前。でもどうせそんな台を打てば負けるんだから、「だったら低貸しでいいや」と思ってそっちに走る人の気持ちも、なんとなく分かるような……。どっちもギャンブル依存症だろうし。