
日常生活の中で、人々はどのようなときに不満を抱きやすいのでしょうか。日本全国の男女約1300人を対象に「どんなときに不満を言いたくなるのか」を聞いたところ、1位は「列に並んでいる最中に割り込まれたとき」で、半数以上の人が不快感を感じると回答しました。
【調査結果】日常生活で「不満を言いたくなる場面」ランキング、1位は?
オンライン語学学習プラットフォーム「Preply」が2024年11月から12月にかけて行った調査です。
「不満を言いたくなる時」第1位は「割り込み」
日常のどのようなシーンで不満を言いたくなるかを聞いたところ、1位は「並んでいる列に割り込まれた時」(54.4%)でした。
調査した同社は「日本人の“順番を守る文化”が強く根付いていることがうかがえます。たとえ小さなルール違反でも強いストレスを感じる人が多いようです」と分析しています。
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続いて2位は「友人や恋人に腹が立った時」(44.2%)、3位は「レストランで注文と違う料理が出たとき」(43.2%)でした。
このほかにも、「ご近所さんが迷惑な時間帯に騒いでいたとき」「駐車場で、枠外や他人の迷惑になる停め方をされたとき」「待ち合わせ相手が遅れてきたとき」といった回答があげられました。
次に「誰に対して不満を抱くことが多いか」を聞いたところ、1位「家族」(16.5%)、2位「恋人・配偶者」(12.9%)といった身近な人が上位にあげられました。
また、3位には「政治家」(12.3%)がランクインしています。同社は「一見遠い存在のように思われがちですが、日々の暮らしに関わる制度や税金、社会保障といったテーマに対して、多くの人が関心を持っていることがうかがえます」と述べています。
続いて、「日々の暮らしの中で、何に最も不満を感じますか?」という問いに対して、最も多くの人が挙げたのは「生活費の高さ(38.7%)」でした。同社は「食品や光熱費、家賃など、あらゆるものが値上がりしている今、物価の上昇に対する不満が多くの人に広がっていることがうかがえます」としています。
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2位は「交通状況や道路の整備」(33.1%)、3位は「公共交通機関」(27.3%)となっており、同社は「通勤や移動での不便さや遅延、道路の混雑などが日常的なストレスとなり、“交通の質”が住みやすさの重要な指標となっていることがわかる」と分析しています。
最後に、「クレームや不満は改善の役に立つと思うか」について聞くと、非常にそう思う」「ややそう思う」という回答が4割以上(43.4%)となりました。
この結果について同社は「(不満を言うのは感じが悪いと思っている人もいる一方で)およそ半数の人が『不満を前向きに捉えている』ということがわかります。『声を届ける=改善の第一歩』と考える人が増えている証かもしれません」と述べています。
【出典】
▽オンライン英会話レッスン Preply(プレプリー)「日本人が「これだけは我慢できない!」と感じる瞬間は?【全国1,500人調査で見えた“クレームのリアル”】
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