ママスタ大人になると性格を変えることはなかなか簡単ではないですよね。今すぐに仕事や環境を変えることも難しいですから、「こんな自分を変えたい!」と思っても行動に移すことは、だいたいハードルが高いもの。先日ママスタコミュニティには「いつまで経ってもネガティブな性格」というタイトルで、こんな悩み相談がありました。
『生まれてこなきゃよかった、私なんてどうせダメ人間、イヤなことばっかりみたいな考えになるんだけど、みんなはどう? こんな自分がイヤすぎる』
投稿者さんは自分の性格をネガティブだと自覚しています。「生まれてこなければよかった」と思うほどですから、相当ですよね。しかしそんな自分の考え方や性格に対しても自己嫌悪に陥っている様子。そこでママたちに意見を求めています。
みんなはネガティブ?ポジティブ?
『私は自分のことをずっとネガティブだと思っていたけど、子どもの大学受験のときにうまくいく気がしていた。それからは「ひょっとして根がポジティブだけど、苦手なことにだけネガティブになって避けようとしていたのかな」と思っている』
『いろいろなことが上手くいっていたり、私を必要されている人がいると実感したり、他者から認められたりするとネガティブではなくなる。自己肯定感は上がる。逆に嫌なこと、悩むこと、ストレス、自分を貶す人がいたり、頑張りが空回りしたりするとネガティブになるね』
物事を悪く捉えたり、前向きな考え方になれなかったりするネガティブな性格。投稿者さんのようにネガティブな性格だと自覚している人は少なくないのではないでしょうか。今回の投稿でも「私もそうだよ!」という共感のコメントが寄せられています。しかしよく考えてみると、周囲の環境や状況によってネガティブになることもあれば、ポジティブになることもあるという人も。投稿者さんもどんなときにネガティブになるのかを考えてみると、乗り越え方が見えてくるかもしれませんね。
『結局ネガティブが楽だからその状態のままなのかも。ネガティブな自分のせいにしていれば言い訳できて楽だもん。でもこれって自己愛が強すぎるだけだと気づいてからは、もっと客観的に自分を観察できるようになった』
『開き直るのも手だよ。「私は何やったってうまくできないし、しょーがない!」で突き通す。 無意識の間に誰かと比較していたり、「本当はもっとできるはずなのに」とどこかで自分に期待しているから落ち込むんだと思う』
またネガティブになってしまう理由として、自分自身に期待しすぎていたり、ネガティブなことを言い訳にして楽になったりしているのでは? と推測している人もいました。たとえばやらなければいけないことができていない状況について、「私はネガティブだから」と自分自身に言い訳して逃げているというケースはあるかもしれません。また他人と比較して自分のダメさを実感する場合も、その根底には「私は他人より優れている」という意識があるからではないでしょうか。ネガティブな事実に開き直ったり、客観的に自分や物事と向き合ったりしてみると、ネガティブな自分から解放されるかもしれません。
生活環境を整える、仕事や趣味で外に出る……ポジティブになるための解決策
『生活を整えてみたら? ネガティブな人って遅刻魔、金銭感覚ルーズ、家事苦手とか生活自体があれだよね』
『仕事していなくて趣味もなく家に引きこもっていない? 太陽の光を浴びないとメンタルによくないみたいだよ』
『環境って大事。あなたが憧れる人がいそうなコミュニティに入ってみたら?』
ネガティブを克服する方法としては、性格環境を変えたり、外に出たりするというアドバイスも寄せられていました。ずっと家の中にいると暇な時間ができてしまい、自分の嫌な部分を考えてしまうということはありえますよね。しかし仕事や趣味で誰か人と会って話していると、それだけで気分が明るくなったり、生活習慣が整ったりして考え方も前向きになるのではないでしょうか。また「自分が憧れるような人を作ってみては?」というアドバイスも。身近に尊敬できたり、「こうなりたい」と思えたりする人がいれば、その人に会いたい気持ちや自己実現欲が生まれてくる可能性も大。「あの人みたいにもっと頑張ろう」と参考にすることで、生活にもハリが出てくるかもしれませんね。
ネガティブな自分を認めて褒めてあげることからスタートしてみて
『私もダメ人間だよ。自分がイヤになることが多くてしんどかった。でもそれでも一生懸命生きてきたことも事実。それだけで十分価値があると思えるようになったの』
『私もネガティブで考えすぎる性格。ずっと改善したくて自己啓発本を読んだり調べたりしていたけど、最近こんな自分を好きになってきたよ。ネガティブな自分を認めてあげたって感じ。ネガティブでもいいじゃないか! 誰かに迷惑かけているわけではないし!』
『私はダメ人間過ぎてポジティブだよ。「こんなダメ人間がパートして家事して普通に生きていてすごくない? 死んだりしないし、みんな普通に接してくれてありがたい! ダメな部分をさらけ出しつつ自分なりにできることだけ一緒懸命頑張ろう」と生きている。買い物に行っただけでも「休みの日なのに家から出られてすごい!」と思っている』
投稿者さんはネガティブな自分が嫌になると綴っていました。しかしそもそもネガティブな性格が悪なんて、誰が決めたのでしょうか。ネガティブということは物事を慎重に考えたり、自分自身と向き合って反省したりできる性格でもあるということです。またネガティブな性格であっても誰かに迷惑をかけているわけではないので、堂々としていていいはずです。ママたちのなかには、自分のダメな部分やネガティブさを認めてあげることで前向きになれたという体験談も寄せられていました。むしろ「ダメ人間なのに生きていて偉い!」という考え方に達したというママも。そしてそう考えることで、自分と関わってくれる全ての人に感謝できるようになったことも綴っていました。投稿者さんは「生まれてこなきゃよかった」と思うほどネガティブな性格だったとしても、そのなかで今まで一生懸命に生きてきたのです。何か大きなことを成し遂げたり、有名人になったりしなくても、それだけで十分。まずは自分がネガティブな自分を認めて褒めてあげること。そうすると、少しは楽になれるのではないでしょうか。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
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