「ミュゼプラチナム」のロゴマーク 女性向け脱毛サロン大手のミュゼプラチナムの運営会社MPH(東京)は6日、2日付で会社を解散したと発表した。同社の高橋英樹社長が記者会見し、明らかにした。業績不振が続く同社では、従業員への給与未払いが常態化。今年3月末以降、全店舗を休業し、5月には元従業員らが東京地裁に破産を申し立てるなど混乱が続いていた。
高橋氏は記者会見で「2日付で、株主総会の決定により会社を解散することにした」と述べた。解散を決めた理由については「破産の手続きが開始すれば、サービスの提供ができず、お客さまにとって大きな不利益が生じる恐れがあるため」と説明した。MPHの代理人弁護士は、負債総額は約260億円で、このうち従業員への給与未払いは約9億円になると説明した。