“朗読”を聞きたい声優は？3位 中村悠一、2位 津田健次郎、1位は石田彰【男性声優編 25年版】

6月19日は「朗読の日」です。

「ろう（6）どく（19）」の語呂合わせにちなんで、NPO法人・日本朗読文化協会が2002年に制定しました。朗読を芸術文化として広めることを目的としており、毎年6月中旬には朗読ボランティアや朗読コンクールなどが行われています。

キャラクターに命を吹き込む声優にとって、朗読は馴染み深い表現手段の一つです。朗読劇のような舞台作品はもちろん、近年では書籍を読み上げるオーディオブックなども注目を集めており、その魅力に触れる機会が増えてきました。アニメとは異なるアプローチで楽しめる朗読に惹かれるファンも多いのではないでしょうか。

こでアニメ！アニメ！では毎年恒例の「“朗読”を聞きたい声優は？」と題した読者アンケートを実施しました。6月5日から6月12日までのアンケート期間中に665人から回答を得ました。
男女比は男性約20パーセント、女性約80パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約35パーセント、40代と50代がそれぞれ約20パーセントでした。本記事では男性声優編の結果を発表します。


■朗読経験のある声優陣がランクイン！

第1位

1位は石田彰さん。支持率は約7パーセントでした。

「落ち着いた声色に加えて、鼻濁音が綺麗で語りに深みがあります。セリフだけではなく地の文が含まれる朗読では、“長く聞いていられる声”が非常にありがたいんですよね」や「少年から大人、主人公から悪役、さらには女性まで、幅広く演じることができるから。石田さんの朗読なら、どんな物語にも合うと思います」と、聞き心地の良い声や役の演じ分けが支持されました。
「音楽朗読劇『TAIL to TALE 〜Story from 義経千本桜〜』では、メインキャストの金売り吉次にプラスして、兼役で源頼朝も担当していて、役の演じ分けが素晴らしかった」や「『最遊記朗読劇』など、さまざまな朗読劇を観てきました。今月は『みきくらのかい』に出演予定なので、楽しみにしています」と、実際に朗読を楽しんでいるファンからの票も多かったです。

第2位

2位は津田健次郎さん。支持率は約6パーセントでした。
「ニュースやドラマでのナレーションがとても聞き取りやすく、低音ボイスが胸に染み込みます」や「ツダケンさんの声を聴いていると心が安らぎます。現在中3の受験生ですがストレスがスッと消えていくので、日々の勉強の励みにしています」と、リラックスした気持ちになれる声だという意見が届いています。
「集英社文庫のフェア『ナツイチ』での朗読企画が素敵でした。今年も参加が発表されたので、フェア開始が今から楽しみ」や「NHK Eテレで朗読されていた番組を見て感動しました」、「童話や絵本を読んでほしい！ でも怖い役を演じたら、あまりの迫力に泣き出す子も出ちゃうかも、と思うぐらい表現力がすごい!!」といったコメントもありました。
第3位

3位は中村悠一さん。支持率は約5パーセントでした。
「どんな声も使い分けることができますが、『呪術廻戦』の五条悟をはじめ、キャプテン・アメリカ、ウルトラマンエックスなど、ヒーロー的存在のキャラクターがとくに印象に残っています。そんな安心感のある声で朗読を聞いたら、物語の世界にじっくり浸れそうです」や「よく通る聞き取りやすい美声がたまらない！ 心温まる物語も恐ろしい怪談も何でもマッチします」、「中村さんの声なら映像がなくても想像が広がりそう」と、豊かな表現力に絶賛の声が。トップ3は朗読の経験が豊富な声優陣が揃う結果となりました。
男性声優編では40代から50代の実力派が上位を占めています。磨き上げられた表現力に裏打ちされた深みと安心感のある語りが、多くのファンの心を掴んだようです。

■ランキングトップ10

[“朗読”を聞きたい声優は？ 男性声優編 2025年版]
1位 石田彰
2位 津田健次郎
3位 中村悠一
4位 宮野真守
5位 神谷浩史
6位 内山昂輝
6位 諏訪部順一
8位 櫻井孝宏
9位 梅原裕一郎
9位 速水奨

（回答期間：6月5日〜6月12日）




■ランキングトップ20

[“朗読”を聞きたい声優は？ 男性声優編 2025年版]
1位 石田彰
2位 津田健次郎
3位 中村悠一
4位 宮野真守
5位 神谷浩史
6位 内山昂輝
6位 諏訪部順一
8位 櫻井孝宏
9位 梅原裕一郎
9位 速水奨
11位 斉藤壮馬
11位 下野紘
11位 杉田智和
14位 岡本信彦
14位 梶裕貴
16位 島崎信長（崎はたつさき）
17位 小野大輔
18位 大塚明夫
18位 関俊彦
20位 花江夏樹
20位 緑川光
20位 遊佐浩二

（回答期間：6月5日〜6月12日）

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。