ある異世界漫画が突然連載終了、出版社が謝罪 編集者が“過剰な修正依頼”→担当変更後も作家に年賀状を送り信頼損なう

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2025年06月20日 19:20  ITmedia NEWS

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 小説投稿サイト「ノベマ!」を運営するスターツ出版(東京都中央区)は6月18日、電子雑誌に掲載していた漫画「ハズレアイテム『種』が実は最強加護付き聖樹だったので、辺境をのびのび開拓します〜追放された貴族は全属性魔法を駆使して無敵の領地を作り上げる〜」を連載終了すると発表した。原因は作家と、編集担当者のトラブルという。


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 スターツ出版が公式Xアカウント(@comicgrast)に掲載した文章によると、トラブルの内容は下記の通り。


・雑誌の表紙に使ったイラストのアスペクト比に誤りがあった


・業務上の不備が原因で、ノベマ!掲載時の見開きページに左右のずれが発生した


・作画担当の柊木蓮さんから十分な内容のネームをもらったが、編集プロダクションを介して原作にないエピソードの追加を依頼。柊木さんから「これ以上の修正は難しい」と連絡を受けたが、再度大幅な修正を強制と受け取られるような形で依頼した


・過剰な修正依頼によって編集担当は変更に。しかし、元担当者が柊木さんに年賀状を送ってしまったことがきっかけで、より信頼を損なった


 これらの要因によって作品の執筆が困難になったと、スターツ出版は説明。責任は編集部にあるとし、読者に対して謝罪した。スターツ出版は「今後このようなことがないよう、読者と作家により一層誠実に向き合い作品の刊行に務める」と述べている。



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  • 『なろう系』のマンガって、実力はあるのにヒット作を生み出せないマンガ家さんの生命線みたいになっているけど、びっくりするくらいあっけなく終わるんだよなぁ……。
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