「妊娠中の体型をいじる夫」不妊治療の末に命を授かった女性の悲痛な投稿に、各分野のプロや産科医から愉快で頼もしい声が殺到「味方はたくさんいる!」

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2025年06月25日 07:00  まいどなニュース

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「旦那に妊娠中太ったことをいじられる…」という妊婦さんの悲痛なポストが話題に

不妊治療を経て大切な命を授かった、めめっち(@ktri6262)さん。心や身体の大きな変化と日々対峙する妊婦にとって、パートナーはいちばんの味方となるべき存在だ。

【話題になった投稿】実際の投稿を見る

そのパートナーから何度も心ない言葉でからかわれたという、めめっちさん。

X(旧Twitter)に投稿された悲痛なポストが大きな注目を集めた。

「旦那に妊娠中太ったことをいじられて、仕方のないことだしやめてって何回も言ってるのにやめてくれなくて、一人で泣いた。週数相当の大きさだし体重指摘されてるわけでもないのにさ。謝ってくれたけど、『パートナーが大きくなっていくのこんなきついとは思わんやった』とか言われて悲しい」

<めめっちさんのXの投稿より>

妊娠中の体型変化は「胎児と成長と妊婦の命」を守るため

めめっちさんの投稿に対して、「妊娠を何だと思ってるの?」「宝物の嫁さんが宝物の子どもを産もうと苦労してる時に何やってんの」「多分苦労なさったご懐妊なのよ。がんばった奥さんがこんなこと言われてるの見て本当に本当につれぇよ 。あっちゃなんねぇよこんな発言」といった苦言のリプライが殺到。

また、産婦人科医や医療関係者からも、「妊娠で体型が変化するのは胎児の成長と出産時の出血に備えるため」「脂肪は若さを保つ財産」といった貴重な意見も寄せられた。

さらに、各方面のプロフェッショナルから、パートナーの無知と無責任を愉快にぶった斬る「大喜利」コメントが殺到。

その結果、めめっちさんの投稿は1億4千回以上表示され、27万以上のいいねがつくなど、大きな話題となった。

各分野の頼もしい「味方」が集結!

「学生です。少年法があります」

「薬剤師です。何とはハッキリとは言えませんが、ある程度お好みの状態にできます」

「ネイリストです。剥がせます」

「葬儀屋です。多くは言いません」

「心臓外科医です。私にやれることがあるかもしれません」

「助産師です。男性に尿カテ入れたことないので練習台に使わせてください」

「落ちると『じゅっ』ていって跡形もなくなる高温の炉があります」

「保育士です。イヤイヤ期の5歳児30名、向かわせます」

「産後太り歴7年です。うちにバールのようなものがあります」

「YouTuberです。200万人にさらせます」

「無職です。時間だけはあります」

「『花壇』を作るのですが、拡張可能です」

「将来旦那さんがハゲる呪文をかけました。効果が出てきたら、『夫がハゲていくの見るのがこんなにつらいとは思わなかったわ』と一生言ってあげてください」

「味方はたくさんいます。どうかお気持ち穏やかにお過ごしください」

「一生根に持つ」

拒んでも体型をいじり続けためめっちさんのパートナーについて、「典型的な『嫌知らず』では…」といった指摘の声も寄せられていたが、今回の反響は本人にも届いたそうだ。

「私からはポストが話題になっていることは伝えてなかったのですが、大拡散された投稿が夫のタイムラインにもいつの間にか流れていたようで、私のアカウントを見つけたと言われました」(めめっちさん)

その後、今回の件を夫婦でじっくり話し合ったという。

「3時間ほど話し合って猛反省してます。今月から両親学級と妊婦健診付き添いで理解させる予定です。一生根に持つこと、今後して欲しいことやめて欲しいこと、すべて言って約束したし、すっきり…感謝です」

<めめっちさんのXの投稿より>

「男性からの励ましの声」にも感謝

今回の反響について、「ここまでとは思わなくて驚きました」と、めめっちさん。

「大喜利コメントは良い気分転換になりました。すべてのリプライに反応できなくて申しわけございません…。女性からだけでなく、男性からもはげましのリプやDMをいただけたことにも驚きました。本当にありがとうございます。不妊治療は、基本的に女性が注射や手術などで痛い思いをすることばかりなため、メンタルもやられやすいです。保険適応にはなりましたが、それでも数十万円以上かかりますし、回数制限があるため6回までしかできません。男性は多方面からパートナーを支えてあげて欲しいです。

奇跡的に妊娠したとしても、『○週の壁』がたくさんあり、絶対に上手くいく保証はないですし、悪阻で点滴・入院する人もいます。私も悪阻がひどく、3ヶ月仕事に行けず点滴生活でした。安定期に入っても、日常生活で制限がたくさんあります。息切れ・頭痛・痔・胸焼けなどのマイナートラブルにも日々悩まされます…。でも、好きな人との子どものため!と、妊婦さんたちは懸命に乗り越えてます。パパさんたちは妊婦さんへの声がけだけではなく、両親学級・妊婦健診に参加、国の助成制度を調べる、妊娠アプリやベビーグッズを一緒に見る…などの行動を取ってもらえると嬉しいです」(めめっちさん)

「父親教育」の強化を

自身の人生をかけて、授かった命を守る妊婦に対して、「大喜利」という形で寄せられた頼もしい励ましの声の数々。

リプ欄には、「父親強化合宿」や「父親になろうキャンプ」など、男性側の「妊娠/出産」「子育て」に関する教育の必要性を訴える声も見受けられた。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)

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