「ファンからのバッシング」「サポートなし」『再生の道』候補者が苦言、石丸伸二旋風も終焉か

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2025年06月26日 17:00  週刊女性PRIME

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『再生の道』代表・石丸伸二氏(2024年6月)

 6月22日投開票の東京都議会議員選挙で42人の候補者を立てたものの、当選者ゼロに終わった、石丸伸二代表率いる地域政党『再生の道』。

 候補者42人は1128人の応募者の中から3次の選考を経て選ばれたいわば“政治未経験者”達である。

 その中から党や代表への苦言が相次いでいる。

 世田谷区選挙区から立候補した気象予報士・鳥海彩氏は、24日SNSのXで『再生の道』からの離脱を発表。

「これでは再びこの党から立候補する人はいないでしょう」

 その理由として、第一に《石丸氏の一部のファンの方からのバッシングが精神衛生的にマイナスであること》を挙げた。

 支持者らから「石丸氏を立てるべき」「(石丸氏、党のイメージカラーの)紫色を着るべき」などのもろもろの苦言をSNS上だけではなく街頭でも投げかけられたという。

 第二の理由を《「次の選挙こそは当選を目的としたい」から》とした。

「かねてより石丸氏は『再生の道』を立ち上げた目的は、国民に広く政治参加を促す、目標は、都議選に候補者を擁立することだと語っていました。また議席ゼロという結果についても『都民の意識が可視化された。それ以上でもそれ以下でもない』と語っています」(全国紙記者)

 鳥海氏の第二の理由はそんな石丸氏への“当てつけ”とも取れる内容だ。

 また、町田市選挙区から立候補した浅井直之氏は、毎日新聞web版で、選挙戦を回想し、「当選」を優先しないという石丸氏に、「これでは再びこの党から立候補する人はいないでしょう」と苦言を呈した。

 また、当選するための党のサポートはほとんどなかったとも。

 そんな相次ぐ不協和音について、SNSなどでは

《誰も得してない》《最初から価値観が違ったのでは》《内部崩壊》《自分で付いて行く人を見極めないと》などのコメントが見られた。

 昨年の東京都知事選では小池百合子氏に次ぐ約165万票を獲得し、旋風を巻き起こした石丸氏だが勢いに急ブレーキがかかってしまった。

 23日配信のYouTubeチャンネル『ReHacQ―リハック―』では、「候補者を応援していた。候補者の立場に立ったらそれは残念ですよね。通ればうれしい。通らなければ悲しい。当たり前の感想」と悔しさも表明した石丸氏。

 ただし、議席ゼロの原因の一つとも挙げられている一選挙区への複数候補の擁立については、「申し訳ないけど僕の中でトライアルだった」「一つの選挙区から2人以上出てるところは『選抜やりましょう』とどっかで言われるかな、と思った。でも言われなかった」などと語った。

 候補者擁立戦略は選挙の中では最重要なものだし、わかっているが言わない、というのは教育現場では手法としてあるのかもしれないが、一度きりの本番である選挙でやるのは酷だ。これでは浅井氏の言うとおり、人材の確保が難しくなってくるのではなかろうか。

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