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ラグビー日本代表宮崎合宿参加中のメンバーで構成するJAPAN XVは28日午後6時、マオリ・オールブラックスとの「リポビタンDチャレンジカップ2025」に臨む。
27日は、会場の東京・秩父宮ラグビー場で前日練習を行った。ラグビー王国ニュージーランドの先住民マオリにルーツを持つ選手で構成される強敵との試合に向けて調整した。
代表初招集のフッカー江良颯(23=クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)は「日本代表として誇りを持って、マオリを倒しに行きたい」と意気込んだ。幼い頃から憧れた日本代表のジャージーに身を包む立場となり「僕自身がヒーローになれるように。この身長でも戦えるんだぞと見せたい」と、身長172センチの背番号2が燃えた。
今季は実質1年目ながら、リーグワンのプレーオフ(PO)を含む19試合に出場。5月、埼玉パナソニックワイルドナイツとのPO準決勝では後半31分から途中出場。試合終盤にスクラムで相手の反則を2度誘い、決勝進出につなげた。
代表でも役割は同じ。「フッカーとしてセットプレーを安定させる。勝ちにこだわってゲームを運びたい」と見据える。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC=65)からは「身長を武器にしろ」と声をかけられるといい「芝にどれだけ近いスクラムを組めるか。低さは相手への力の伝え方で、キーポイントになる」と勝利へのカギを挙げた。
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キャップ非対象試合だが「自分が日本一のフッカーと証明する場でもある」と思いを強める。「代表としての誇り、責任感がある。選ばれたからにはこの身長でも関係なくハードワークし続ける。言い訳なしに、日本を背負って戦いたい」と誓った。
7月5日からは世界ランクで1つ上の12位ウェールズとの連戦を控える。SH福田健太(28=東京サントリーサンゴリアス)は「超速ラグビーは9番が大事。自分のパフォーマンスを出して、ウェールズ戦へつながるプレーしたい」とテストマッチへのアピールを狙う。【飯岡大暉】
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