
6月12日、熊本城運営センターが野外の接客時にスタッフがサングラスを着けて接客するという声明を発表した。
サングラスには眩しさ軽減、紫外線対策に加え、体感温度や疲労感を下げる働きがあると言われており、夏暑さ対策には必要不可欠なアイテム。熊本城のある熊本市は盆地の地形のため、高温多湿で熱中症リスクが非常に出やすく、屋外で働く人々には慎重な暑さ対策が必要となる。
近年、公務員がコンビニで休憩している姿を見かけた人が「サボッている」と無断で撮影した写真をSNSに投稿し、投稿者の炎上も発生している。熊本城運営センターの広報担当者に、声明発表の理由など話を聞いた。
――声明を出した理由は?
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担当者:一般的に熱中症対策は世間に浸透してきていますが、サングラスを着用してのお客さま対応には、一部に不自然に感じる方もいらっしゃるかもしれないと思い、お客さまの理解を得る目的で発表しました。
――外での接客は過酷だと思いますが、昨年までの状況は?
担当者:年々夏の暑さが増してきていると感じます。駐車場やコンクリートの照り返しの影響で、体感温度は 40 度越えになると場所もあると思います。
――接客スタッフのためのサングラス以外の工夫は?
担当者:日差しを少しでも避けるためパラソル設置、着席での案内を行います。またスタッフには空調服、冷却グッズ、水分補給を用意しています。
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――来場者に向けて暑さ対策も教えていただけますか?
担当者:熊本城は見学範囲も広く、見学時間も最低60分から90分程要します。時間に十分余裕をもってお越しいただき、適宜水分補給や休憩を取りながらご見学ください。また、体調不良時には無理をせず、近くの係員にお知らせください。夏季期間は有料エリア内にミストやスポットクーラーを設置しています。7月8月は開園時間の延長を行うので、夕涼みの見学もお勧めです。
◇ ◇
SNSでは「大賛成」「スタッフの健康が最優先」など賛同の声が多く寄せられたが、「配慮しなければならないのが残念」「そんなことでクレーム入るの?」「顔が見えていないと不安になる人がいるのかも」「こんなことまで書かないといけない世の中になったか」など心配の声も寄せられた。来場者も紫外線対策をしっかり行い、美しい熊本城と風景を堪能していただきたい。
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)
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