
そこでおすすめなのが、「火をできるだけ使わないクッキング」。料理中の熱を最小限に抑えることで、部屋の温度上昇を防ぎ、電気代の節約にもつながります。今回は、筆者が実際に取り入れている、火の使用を最小限にしながらもおいしく簡単に作れる、夏にぴったりの料理テクニックをご紹介します。
「水出しドリンク」で、夏を快適に
暑い夏、麦茶を沸かすたびにキッチンが蒸し暑くなってしまい、毎日、学校に麦茶を持っていく小さなお子さんがいるご家庭では、ちょっとした悩みのタネですよね。そんなときにおすすめなのが「水出し」麦茶です。
やり方はとってもシンプル。茶葉のパックを水に入れて冷蔵庫でじっくり抽出するだけ。お湯を沸かす手間がかからず、冷蔵庫でじっくり抽出することで、まろやかでやさしい味わいに仕上がります。前の晩に仕込んでおけば、朝は水筒に詰め替えるだけでOK。
紅茶やコーヒーも水出しで手軽に楽しめます。
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パスタは水に浸けてから「時短茹で」
乾燥パスタは、事前に1〜2時間ほど水に浸けておくことで、茹で時間を大幅に短縮できます。通常10分ほどかかる乾燥パスタも、水で戻しておけば約2〜3分程度で茹で上がります。茹で時間が短くなることで、キッチンの温度上昇を抑えられ、ガス代や電気代の節約にもつながります。

水戻しする際は最低でも1時間以上浸けるのがポイント。パスタ全体が白っぽくなるまでが目安です。
そうめんは、「1分で火を止める」
夏の定番・そうめんは、もともと茹で時間が短いのが魅力ですが、余熱調理を活用すればさらに時短に。沸騰したお湯にそうめんを入れて1分ほど加熱したら火を止め、ふたをして余熱で5分放置します。これだけで、コシのあるおいしいそうめんが簡単に茹で上がります。手軽にできて、エネルギーも無駄にしない、夏にぴったりの調理法です。
火を使う時間を減らしたり、水出しドリンクを活用したりすることで、料理中の室温上昇を抑え、エアコンの使用も控えめに。毎日のちょっとした工夫が、電気代の節約にもつながります。
野村 蘭プロフィール
大学卒業後、共済業務にかかわり、FP技能士1級を取得。ゴミをできるだけ出さない生活をすることで、地球環境を守ることにもつながると実践。誰にでもできるエコな節約術をインスタグラマーとして発信。
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