カブスが前半戦首位ターン 今永昇太が7回2安打1失点の好投で今季6勝目 鈴木誠也はマルチ安打&好走塁で貢献

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2025年07月14日 05:16  ベースボールキング

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今季6勝目を挙げたカブス・今永昇太(写真=GettyImages)
● ヤンキース 1−4 カブス ○ 
<現地時間7月13日 ヤンキー・スタジアム>



 シカゴ・カブスがオールスターゲーム前の最終カードを勝ち越し。先発登板した今永昇太投手(31)は7回1失点の好投で今季6勝目をマーク。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、マルチ安打を放って勝利に貢献した。



 カブスは初回、今季初めて1番起用のマイケル・ブッシュが19号先頭打者ホームランを放って先制。1点リードを持って先発マウンドに上がった今永は、1番ゴールドシュミットをスプリットで空振り三振、2番ベリンジャーを中飛に仕留めると、3番ジャッジに対してはスイーパー2球で追い込み、3球勝負のスプリットで空振り三振。MVP獲得経験者が並ぶ上位打線を三者凡退に封じた。



 2回裏、先頭の4番スタントンに4号同点ソロを浴びたが、結果的の失点はこの一発のみ。2回裏途中から打者11人を続けて打ち取り、4回裏にはジャッジ、スタントンから連続三振。1対1の同点で試合を折り返すと、打線が6回表にダンズビー・スワンソンの16号2ランで2点を勝ち越し。今永はその裏、先頭の8番ウェルズに安打を許したものの、9番ペラザを二飛、1番ゴールドシュミットを三ゴロ併殺打に仕留め、援護点を守り抜いた。



 7回表、二死から第4打席を迎えた鈴木は、変則左腕ヒルのシンカーを弾き返して右中間への二塁打でチャンスメイク。続くピート・クロー・アームストロングがショートへの内野安打を放つと、一塁送球の間に鈴木が三塁を回って本塁突入。間一髪のタイミングで捕手のタッチを避けて滑り込み、貴重な追加点を挙げた。



 今永は直後の7回裏、2番ベリンジャーからの好打順を再び三者凡退に封じ、この回限りでマウンドを降りた。8回裏から左腕ドリュー・ポメランツ、守護神ダニエル・パレンシアの継投で逃げ切り、ヤンキースとの3連戦を勝ち越し。試合終了時点で地区2位ブリュワーズとの差を1.5ゲームとし、地区首位でシーズンを折り返した。



 この試合の今永は7回91球を投げて2被安打、1四球、6奪三振、1失点という投球。5月に右太ももの負傷により一時離脱したものの、6月26日に復帰を果たしてから4登板で3勝をマーク。11先発で6勝3敗、防御率2.65という成績で2年目シーズンの前半戦を終えた。



 また、鈴木は5打数2安打、1得点、1三振という内容で、2試合連続安打をマーク。前半戦終了時点ですでにキャリアハイの本塁打、打点数を記録しており、今季成績は打率.263、25本塁打、77打点、OPS.866となっている。

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